2005年10月28日

米国学者 北京原人の頭蓋骨はおそらく日本の皇居の地下室にある その1

中国青年報 2005年10月27日 ソース(中国語)


本紙記者 袁鉄成

北京原人の頭蓋骨の行方は中国にとって非常に関心があるだろう。「私は聖書に誓ってもいい。それらの化石(北京原人の頭蓋骨)はその他の財宝と一緒に(日本の)皇居の地下室にある」これは新しく出版された「黄金の武士」中国語版の米国人著者の北京原人の頭蓋骨の行方に対する見解である。

この本の著者の調査により、第二次大戦時日本の天皇が叔父を中国に派遣し財宝の略奪をさせたことがわかった。日本が略奪した中国の財宝は、直接的な戦争行為からだけでなく、「闇社会」行為や、民間を装ったものも含まれる。戦争の期間に日本が略奪した中国の財宝の数はその数も不明で、現在になってもその一部分しか中国に返されていない。この本の翻訳者王選さんは以前本紙の取材を受けたときに、日本政府は第二次大戦時のすべての保存資料を公開し、日本の戦争と戦争を通して略奪した真相を公開すべきであると強くアピールした。

「黄金の武士」米国の2人の専門家が18年の歳月をかけて調査した集大成である。この本の英語の原版が2001年に初めて出版された時は、この本の核心の内容を世界の華僑メディアのなかで、本紙がいち早く大々的に報じたのである。(編集者注 中国青年報国際版 2001年8月29日と30日の報道を参考 題名は「日本は戦争をもたらし、米国は財宝を奪った」) この本は日本当局がアジアの数十億ドルの財宝を略奪し、フィリピンに隠したとことを暴露した。戦後、日本と米国はぐるになり、この財宝を横領し、一部は冷戦の資金に使用された。この本の日本が中国の財宝を略奪した部分の内容を、初めて中国の読者に公開することにする。

中国人は個人で価値のあるものを収集することを好む。日本はこれらの民間の財産を得るため、中国の黒社会と結託、略奪し、1930〜40年代に中国の民間の財産が大量に流出した。また、その流出速度は前代未聞のものであった。暴露された内容によると、1937年、日本の天皇裕仁とその顧問は「金の百合」と名付けられた皇室の組織をつくり、そのメンバーには、会計、簿記、船舶輸送の専門家と各種の宝物専門家が集められた。この組織は皇族が監督となり、日本軍と闇社会を使って実行され、その組織は、絞りとるように中国の財産を略奪したのである。

「黄金の武士」が暴露したところによると、日本は南京に侵攻する前、裕仁天皇はその叔父朝香宮鳩彦を中国に送り、作戦の指揮をとらせた。朝香宮鳩彦が下した命令は、「中国の兄弟達に一度永遠に忘れられない教訓を教えてやれ」とのものであり、南京大虐殺が発生した。これと同時に「金の百合」が実行され、天皇の弟である秩父宮が責任者となった。

はっと見た感じはあまり歴史を知らない米国人小説家が書いた架空のトンデモ歴史本のような印象ですかね。黄金の武士と訳しましたが、原題はGold Warriors: America's Secret Recovery of Yamashita's Gold(Amazon.com)です。

上記のアマゾンの掲示板にも一般の米国人の感想がありますが、普通に「歴史本」としてこの小説を信じてますかね。同時に購入したい本にさりげなくレイプオブ南京が挙げられています。

中国人は当然このトンデモ本の内容をそのまま信じますね。もともと、事実と空想が一体化している国ですし、歴史の検証なんて習慣がないですし、「楊貴妃が生きていて日本に渡った」等といったわざとらしい中日友好記事を本気で信じるような素朴な人が多いですし。

明日、続きをUPします。

黄金の武士関係
作者のページ(英語)
作者の写真、書籍全文紹介ページ(中国語)

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posted by 元祖うぷぷ at 14:52| Comment(3) | TrackBack(0) | 反日記事(政治歴史) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このエントリで名前を初めて知った程度なので偉そうなことは言えないのですが、作者についてぱっと見た感じ、

>あまり歴史を知らない

ではなく、レッテルを貼るとすれば、中国寄りの歴史修正主義、陰謀論者だと思います。アジアを中心に活動したジャーナリスト上りのようですし、そんなに「無知」ではないかと。
他の作品では、"Dragon Lady"というのは西太后慈禧を擁護する本のようで、これは読んでみたいような。
Posted by jp at 2005年10月29日 20:07
>あまり歴史を知らない
の意味は中国の首都が日本と答えるような白人にありがちな知らないではなく、アジア関係の書籍をいろいろ書くぐらいですから、(中共の資料を鵜呑みにして)歴史(の真実)を知らないの意味でつかっています。つまり普通の中国人と同じですね。

>中国寄りの歴史修正主義、陰謀論者
かも知れません。著作を読んで見ないとなんともいえないですね。

中国語の記事では、有名な作者と紹介されていますが、私もこの作者、全くわかりません。たいした影響力はなさそうですが。
Posted by 元祖うぷぷ at 2005年11月01日 21:08
「金の百合」なんて、アニメや大衆小説などによく登場する陰謀団の名称みたいですね。つくり話としては面白い。悪意なしにこれほどのイマジネーションは働かないでしょう(笑)。
Posted by 如意棒 at 2005年11月05日 22:25
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