2005年10月19日

日本の首相小泉はなぜ10月17日に靖国神社を参拝したのか?

中国日報WEB 2005年10月17日 ソース写真有(中国語)


中国日報WEB情報: 2005年は世界反ファシズム戦争勝利60周年である。2000年から毎年靖国神社に参拝している日本の首相小泉純一郎はこの特殊な年を考えてであろうか、2005年に参拝を停止することが一度は懸案になった。人々を失望させたのは、アジア人民の小泉の8月15日の歴史を反省する談話の記憶がまだ新しいうちに、小泉は10月17日に再度第二次大戦のA級戦犯の位牌が祭られる靖国神社に参拝したことである。小泉が10月17日を選んだのは、どのような特殊な事情があったのだろうか? 中国日報WEBには中国社科院日本研究所対外関係研究室主任の金熙徳を取材した。

金主任は、小泉が10月17日を選択した靖国神社に参拝したのは、熟考の上であるとする。今年は、世界各地で反ファシズム戦争勝利60年の波が沸き起こり、この波は2005年8月のアジア国家の反ファシズム戦争勝利記念の際に最高潮に達した。 時間的に見れば、1月から8月はもっとも敏感な時期であり、小泉にとってこの期間は、戦犯に対してひざまづいて礼拝するのは不適当なのである。

9月11日は日本の衆議院の選挙日である。小泉が選挙前に靖国神社に参拝し、右翼勢力の支持を得ようとするのではないかと予測する人もいた。しかし、それは同時に日本政界に次々に不安定要素を引き起こすことになる。靖国神社参拝が社会に対してどのような影響を与えるかの予測は非常に難しいのである。それゆえ、小泉はこの期間に参拝問題を持ち出さなかったのである。

小泉は、11月と12月は日本にとって比較的重要な対外活動があると考えた。11月は、韓国のソウルでアジア太平洋経済協力(APEC)首脳の非公式会議がある。12月は第一回「東アジア首脳会議」が開かれる。「東アジア首脳会議」の前進はアセアン10ヶ国と中日韓を加えた「10+3首脳会議」である。小泉にとって、これらは日本の短期的な準備が必要な外交活動である。この2ヶ月間に靖国神社を参拝することは明らかにアジア国家の感情を刺激することになり、重要な外交活動に暗い影を落とす。

このようにして、小泉は靖国神社参拝の日時を10月に決めたのである。10月17日はまさに、靖国神社秋季祭祀活動の開始日であり、小泉の参拝には「名目」が立つのである。

どうして夏ではなかったのかですが、選挙のため「郵政」に論点を絞り込む為でしょう。間違っても、反ファシズム戦争勝利記念の高潮ではないですね。今回のラフな形での参拝は、日本国内向けの演出でしょう。最近の政教分離関係の裁判や、多くの国民に受け入れやすいような映像を作るのが目的ではないかと。どのような形であれ、中共から非難されるのはわかっているはずですし。背景は産経の小泉首相靖国参拝「心の問題」決意貫く 中韓の干渉強く牽制などが、よく伝えていると思います。

日本の報道機関はいつもどおりの大々的な報道をしていますが、中国側の報道は控えめです。テレビ等では神舟6号の帰還のニュースがメインであり、参拝した事実の報道と、歴史を鑑にして云々の中共の短い批判コメントだけの報道です。中国近代文学の文豪巴金氏の死去のニュース等も大きくなっています。中共の日本に対する報復も「外相会談の延期」がメインと大したものではないですね。既に靖国カードの主導権が小泉首相に渡ってしまった以上、中共としては、面子を保ちながらすこしづつフェードアウトしていく戦略しかないのかもしれません。

靖国関係
中国人民日報、首相の靖国参拝は「国際正義への挑戦」(日経)
日中歴史問題、米が対話を仲介・3カ国の民間交流推進(日経)
小泉首相の靖国参拝を強く非難、外交部の声明全文(人民網)
日中外相会談を中止 靖国参拝で首相批判(産経)
「中国、宇宙船成功でも貧困多い」世銀総裁が北京で会見(産経)
首相の靖国参拝、欧米紙が論評(日経)
中国の対日強硬論、ぶり返す可能性も 首相靖国参拝(朝日)
日本関連イベント、中止や縮小 靖国参拝、中国で余波(朝日)
その他
上海:価格下落の荒波、住宅市場のバブル崩壊か(大紀元)
中国海洋石油が原油探査 東シナ海で米社と共同で(産経)
日本ドラマ「電車男」大反響 ネット通じ相次ぐ知財侵害(FujiSankei Business i)
posted by 元祖うぷぷ at 16:31| Comment(2) | TrackBack(2) | 反日記事(政治歴史) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やっぱ思った通りの報道量でしたね。それなら
中国人の中でも小泉さんが靖国神社へ参拝した
こと自体を知らない人もいたりしてね(笑)。
少ない報道量に加えて、日本への関心が薄ければ
反日デモの時同様にそのニュースさえ知らない
人も大勢いるでしょう。

しかし日本への揺さぶりはしっかりとやっている
のが中国のしたたかさで、政府関係、大学、公安
等公的機関が絡んでいるビジネスやイベントは
ある意味お上の意向で日本に不利なように仕組む
んでしょうな。それをマッチポンプ式に日本の
左派系メディアが取り上げる。

純然たる民間レベルでは過去最高
水準での交流が続いているんだけどねえ・・・
Posted by ヤオミン at 2005年10月19日 21:55
どうやら日本のマスコミ各社にも「首相の優勢勝ち」という見方が広がってきているようで、局面を読めずに非難の談話を発表しちゃった民主党をはじめとする野党勢は惨めですね。まぁ自業自得なんでしょうけど。

で、今回の靖国参拝を勧めたのは古賀誠だ、という噂もあるようですが、どうなんでしょうね。なんでも「鳥取における人権擁護条例成立への非難をかわす狙い」だとか。…ま、それは考えすぎなんでしょうが、我々一般国民としても靖国問題ばかりに気を取られていてはいけませんね。
Posted by A7M3改 at 2005年10月20日 00:50
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