2005年10月07日

「東海自衛反撃戦は弊害よりも利益が大きい」に対する見方

聨合早報網 2005年10月03日 ソース(中国語)

この文章には道理がある部分があり、同意せざるを得ない。兵書では利があれば戦えとあるが、中日の戦いでわが国が有利であれば、なぜ攻撃しないのか? この文章の軍事上どのような時にどのように戦うかの分析は我が国の軍高レベルの参考に値する。

日本と開戦した場合、いくつかの問題を考慮しなければならない

1、どのような理由をもって日本と開戦するのか、どのような方法をもって日本人を誘惑し先に攻撃させ我々の口実にするのか?作者はもと日本人が紛争の海域に入り込んだなら、我々に口実を与えたとする。しかし、日本人はそんなに簡単に我々に口実を与えないだろう。国際経済上の影響力を使い、逆に我々を道義的に不利な立場に追い込むだろう。

2、全面戦争なのだろうか、局部戦争なのだろうか、中日の衝突の現状からみるに、米国要素により日本は米国の支持があり、小さな戦闘では屈服しないであろう。いったん戦局が拡大すれば、米国は必ずわが方に武力を行使してくる。現在のこのような政局の中で、戦局の不拡大を逃れることができるのであろうか?

3、軍事以外にも、政治経済において戦後に我が国はどのような利益を得られるのであろうか? もし日本が妥協をして東海の安全を保てれば、東海のガス田によって我が国のエネルギー問題の一部が解決する。米国の我が国発展に対する束縛を突破できる。日本が一旦妥協すれば、米国の太平洋での影響力は必然的に弱まり、それは我が国が台湾を取り戻すための有利な条件を創造し、太平洋の局面を打開し、我が国の蜂起の道を開くのである。もし全面戦争と挙国玉砕をせずにこれらを得られるなら、これは絶対に得である。挙国玉砕をしないことを保証できるであろうか?

4、戦争は強力な経済を動力とする。我が国の現在の経済は量の面でも質の面でも日本に比べて不利である。これはつまり、兵糧戦が続けば、まず我が国の経済が崩壊するのである。軍事面でみれば、もし我々がすばやく強力に行動すれば、短期で自衛隊を打ちのめすことができる。しかし、日本の軍事の実力を決して甘く見てはいけない。自衛隊は自衛隊などと名乗っているが、彼らの防衛能力は決して小さくない。ましてや我々が日本本土に進攻するならば、日米共同防衛条約(訳者注 日米安保条約と思われます)により、米国はすぐに我々に対して軍事行動を起こし、戦局は我々にとって不利になり、中国はもっとも危険な状況になる。米日と開戦するならば、我が国は必ず劣勢であり、勝利の可能性は非常に少ない。もし失敗するならば、中国の局面はがらりと変り、地方によっては期に乗じて独立し、中国は分割され、中華人民共和国は崩壊するのである。「一敗で国を失う」のである。

それゆえ、「日本に対する反撃」は本誌上で語られる分にはかまわないが、一旦開戦すれば、中華民族にはまた悲劇の世紀がおとづれるのである。

現在中日はまさに協議をしており、まだ結果はでていない。我々は東海に大量の軍事力を終結し、(作者の言うようにに日本人と細かい争いをするのではなく)日本に絶対的な圧力をかけ、日本を協議の席上屈服させるのである。もし、日本が屈服するならば、我々はその地区の軍事力をすぐに「争い」のある海域に投入し、勢いに乗じて釣魚島など日本に占領されている領土を奪還し、その海域の主権が口争いのものではなく、事実になるのである。国際上ある定理がある。細かい争いをすれば、逆に相手に口実を与え、その他の国家も八方手を尽くし自国に圧力をかける。一旦絶対的に大きなことで突然事実にすると国際社会は大きなことを小さくしようとする。結局、誰も中国との開戦を希望しないのである。この事実には比喩がある。こそ泥はネズミ、大泥棒は豪傑。 唐山

中国本土は今週中お休みでロクな記事がない為、今回はシンガポールの華僑向けの新聞を訳してみました。本土から離れていることもあり、中共の指導も甘いのか、本土では見られないような冷静な内容も、激しい内容もある新聞です。今回の記事は、東海自衛反撃戦は弊害よりも利益が大きい(中国語 訳していません)という題名を見ただけでわかる激しい記事に対する「冷静な」反論記事のようです。

戦争=利益と言い切っており、戦争=悪と教育された多くの日本人にとっては違和感がある内容でしょう。ただ、兵書では利があれば戦えのように引用されている兵書などは子供向けの教育教材としても広く利用されているもので、これらは中国の一般人民の認識に近いのかも知れません。実際、中国人と話しをしていても、戦争=悪といった答え方をする人はあまり多くありません。

一応「論壇」のようなところに挙げられている記事ですが、内容的には素人の分析のような気もしますし、明らかに時代錯誤のような気もします。ただし、日本に絶対的な圧力をかけ、日本を協議の席上屈服させるに似た行動を中国海軍は一応とっているので、もしかしたら、中国の軍の内部にはこのような意見の人が多くいるのかもしれません。

掲示板の匿名投稿ならともかく、中国の崩壊やら、地方の独立やら本土から離れているからといって書いていいのかななんて老婆心ながら心配しています。

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posted by 元祖うぷぷ at 00:45| Comment(1) | TrackBack(1) | 反日記事(政治軍事) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
面白く拝見しています。

>こそ泥はネズミ、大泥棒は豪傑。

中国にはきっとネズミが沢山いるんでしょう。毎年日本に押しかけて悪さをする。倭寇ならぬ華寇です。しかし、大泥棒=豪傑というのは、中々親近感が湧いて面白い。ただ中共となると、むしろ大ネズミというのが妥当なところで、奸智策謀にばかり長けていて、余り大悪漢らしくはないですね。彼が大ネズミなら、差し当たり、米軍はネコイラズですが、我々としては、庭先の海や島の辺りをせっせと掃き清めて、ネズミが寄り付かないように念入りに手を打たないといけません。
Posted by 西海一狂生 at 2005年10月07日 14:33
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