2005年09月19日

日本の中産階級が崩壊 貧困人口が2000万人近くに

人民網 環球時報 2005年09月19日 ソース(中国語)


日本社会は中産階級が多く、貧富の差が小さいことを誇ってきた。日本は「一億総中流」を実現したと一途に自称し、生活水準が中程度の国民が人口の多くを占めていた。しかし数年来の経済低迷で、日本の中流社会は既に崩壊し、日本は既に先進国の中で貧困率が三番目に高い高貧困率国家に没落したのである。最近、「東京新聞」が日本の政治の構造改革の成果を調査した。その他の小泉政権のちょうちんをもつ新聞とは違い、「東京新聞」は民衆と専門家の声をまとめ上げ、愕きに値する日本の上下の声を報道したのである。

貧困率「第三位」

経済協力開発機構(OECD)は最近各国の貧困状況の調査結果を発表した。ある国家で収入が国民の平均収入の半分以下の人を「貧困者」と呼び、貧困者の国民総数との比率を「貧困率」としている。メキシコは貧困率20.3%のトップであり、日本は15.3%の5位であり、先進国ては第3位である。これはつまり、日本は先進国の中での「高貧困率国家」なのである。日本の人口を元にすると貧困人口の総数は2000万近くに上る。

京都大学の橘木俊詔教授は、「貧富の差は想像を越えたスピードで進行しており、このような結果は、多くの日本人に衝撃を与えた。日本のいわゆる一億総中流は既に消滅した。貧困率が10年前に比べて2倍程になったことが一番この深刻さを物語っているだろう。」と話した。この他、生活保護を受けている統計数字も日本の貧困者の覆らない事実を証明している。10年前、生活保護を受けている家庭は60万戸程度であったが、現在は100万戸を超えている。

高齢者の厳しい日々

日本政府と日本銀行は最近、日本の経済は既に底を打ち景気は上昇局面と発表している。政府の高い調子とともに、貧困率は上昇している。実際のところ、経済は好転しているのであろうか。人民は経済の回復を感じているのであろうか?

東京都品川区のとある商店街では、小商店が雑然と並んでいる。これらの自営の店主の経済現状に対する見方は直接的で真実である。茶店「万寿園」を経営する老夫婦はため息をつく。「なにが景気回復なんだ。ここいらの店は既に多くが閉業した。商品は売れず、店を開けていればコストがかかる。閉めたとしても仕事が見つからない。結局、ここいらの夫婦で経営している店は一人で切りもりしてもう一人がパートで稼いでいるんだ。」ある店主は大企業は回復したのは大規模な首切りをしたからであり、金持ちは一握りで、下層の高齢者が一番苦しい。小泉首相は「我々と一緒に痛みを耐える」というが、痛みを耐えているのはみな一般人だとする。

政府の統計では失業率が下がっているが、多くの4、50代の求職者に希望は見えない。彼らは、東京の都市部では改善したが、その他の工業地帯では工場や会社の求人はないとする。多くの人が求人広告を見て応募するが、実際の状況と広告の内容の差は大きい。以前は会社が提供した制服や労働保険などの必需品は、現在は個人負担である。

繁栄しているのは豊かな人

日本の2005年7月の統計数字によると、日本の失業率は最高の時期(2002年8月と2003年1月)の5.5%から4.4%に下がっている。多くの政治家はこれを構造改革の結果だとする。橘木教授は鋭く、「就業率は上がったが、低収入の非正社員が1/3を占め、貧困率も増加している」と指摘する。

経済評論家の荻原博子さんはズバリ指摘する。「いわゆる景気回復は、大企業と豊かな階級の人のものであり、多くのサラリーマン階級の収入増は無く、社会保険料と税金の負担が増えており、彼らは経済の好転を感じられない。50才で解雇された人は、つらい日々を送っている。生きていく為に仕事を見つけなくてはいけない。仕事はあるが、問題なのは、それらの仕事が彼らに十分な給料を払えるかどうかである。」彼女は躊躇せずに指摘する。「このような状況が続けば、豊かな人はより豊かに、貧しい人はより貧しくなる。」

貧富の差の開きは、日本の大きな問題の一つだとは思いますが、OECDの「貧困」の定義はどうなんでしょうか。あと、ベンツと人力三輪車が共存する国に言われたくはないですね。

どこかで聞いたような話だと思ったら、以前同様のテーマを訳してました。
日本社会は日増しに2つの階層社会に分化 その1
他国の汚職や貧富の差の拡大の話は大きく取り上げますね。「他国も同じなんだよ」といいたいのでしょう。

掲示板の反応を一つ。
「日本の戦争の発動に警戒せよ 軍事生産によって失業と社会の矛盾を解決しようとするぞ!」
そうですか。そうですか。

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posted by 元祖うぷぷ at 23:55| Comment(8) | TrackBack(1) | 反日記事(日本国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょっと東京新聞を覗いたら9月2日付で『町工場で聞く景気・踊り場脱却』という記事がありました。
「ギョギョ!」ものです。というのも、中国の記事は、東京新聞のほとんどダイジェスト。東京新聞に著作権料を支払ったほうがいいのではないかしらん?

ところで、以下、参考までに東京新聞の一部を引用します。

<東京新聞>
先進国3位の“高貧困率国”

 「踊り場脱却」宣言に真っ向から疑問を突きつける数字がある。経済協力開発機構(OECD)が加盟国の貧困状況に関して比較調査した結果だ。
 国民の平均所得の半分以下しか所得がない家計を「貧困者」とみなし、国民全体の何%になるかを示すデータで、20・3%のメキシコを筆頭に米国17・0%、トルコ15・9%、アイルランド15・4%と続く。この次が15・3%の日本だ。世界で五位、中進国のメキシコ、トルコを除けば、日本は先進国三位の“高貧困率国”という地位にいることになる。
 「格差拡大が想像以上に進んでいる現状にショックを受けた。一億総中流はもう消えた」と京都大学の橘木俊詔教授(労働経済学)は話す。この数字は約十年前の二倍前後で、事態の深刻さを如実に示している。
 さらに、こうした実態を確認する数字として、橘木教授は生活保護制度の受給者数をあげた。受給を世帯で見ると、十年ほど前は六十万世帯だったが、現在は百万世帯を超えたという。


さて、橘木教授の論説には、異論も多いのです。OECDの計算には「日本の場合、その計算の元になる所得に公的年金が含まれない」、「高齢化社会になれば相対的貧困率は高くなるのが当然」、「高所得の共働き家庭が増加している」、などなど。
たしかに借金からの自殺者は多くなり、所得格差も大きくなってはいます。大きな社会問題です。しかし、一概に「相対的貧困率」を単純に「衣食住における生活苦の貧困」ととらえるのも行き過ぎでしょう。

書き込みが長くなりすぎてすみません。
Posted by 神石 at 2005年09月20日 03:43
「絶対貧困」という中国貧困層の現実。

>>神石さん

意見にはまったく同感。
確かに日本では「所得格差」は広がっているのは確かですが、中国様と「貧困」の質が違いすぎます。
中国の最上位所得層と最下層との所得格差は20倍をはるかに超えると言います。
一日一ドル以下の生活をする連中と、先進国の富裕層レベルの連中が一つの国の中で同居すると言うのは凄い「現実」です。
しかもその中国の「最下層」は身分制度固定(農民戸籍)されてしまっていますのでそこからの脱出は不可能。
その上に貧困地域での「教育」は完全に切り捨て状態で、授業料が払えないので小学校すらいけない児童が続出している事も明記しましょうか。
Posted by 朝日強制読者 at 2005年09月20日 08:57
掲示板の反応も面白いですね。
冷静そうな人もいますが、元祖うぷぷさん紹介の戦争に結びつける人も結構いる(笑)

>ここを見てる中国の人へ
「そのとおりなんです!日本人とても貧しい!
そんなに貧しいのにODAを外国にガンガンばら撒いてるんです!とんでもないですね。豊かな中国様。小日本人民めはもうこれ以上豊かな中国に向けてお金あげられません。むしろ恵んでください。そして日本に泥棒目的で旅行に来る中国人様。ここにあるように日本人はとても貧しい人がいっぱいです。そして豊かな人は最新のセキュリティで守られてますから危険。ていうか家の中にお金ありません。泥棒するなら豊かな国内で!」
Posted by 東アジアな人 at 2005年09月20日 22:41
「日本の戦争の発動に警戒せよ 軍事生産によって失業と社会の矛盾を解決しようとするぞ!」
という事は中国はいつ戦争してもおかしく無いと言う事ですね。判り易い主張だ(笑)。自分達の現状が理解出来ないのかな?
Posted by つ〜か at 2005年09月21日 09:30
この記事、重複して登録されていましたので、神石さん、朝日強制読者さん、東アジアな人さんのコメントを旧記事(削除済)から新記事(この記事)に異動させていただきました。すみません。

東京新聞の記事、まんまですね。もっとも、当プログは「著作権」に関してはあまり大きな声で主張できないです。。勝手に全文訳してますし。

豊かな国ランキング等もそうですけど、この種のデーターは本当に見方が難しいと思います。
Posted by 元祖うぷぷ at 2005年09月21日 21:03
はじめまして。いつも読ませて頂いています。貧富の差に関してはジニ係数というのを使うのが普通のようですね。
Posted by くも at 2005年09月23日 20:19
>貧困率「第三位」
中国よ、助言有難う。

じゃあ、ODA止めようとすれば
「第六十九位」位にしてくれるか?
嬉しいねぇ
Posted by Popee at 2005年10月03日 22:15
>経済評論家の荻原博子さんはズバリ指摘する。「いわゆる景気回復は、大企業と豊かな階級の人のものであり、多くのサラリーマン階級の収入増は無く、社会保険料と税金の負担が増えており、彼らは経済の好転を感じられない。

この経済評論家を最近よく見ますが、大企業や金持ち優遇政治だと良く非難していますね。
普通のサラリーマンにおいては仕事があること自体が経済の好転なのに。
金持ちや大企業を叩きつぶして今の雇用が確保されるとでも思っているんでしょうか。
Posted by yashichi at 2005年10月20日 01:33
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