中新網北京7月6日電(記者 呉慶才) 本日、七・七事変勃発68周年の前夜、北京市石景山実験小学校6年生の児童侯梦雨は、日本大使館を通して、自己が書いた日本首相小泉純一郎への手紙と「論日本」という漫画の本を送った。手紙で彼女は中日両国の世代に渡る友好を希望した。
「もし、手紙と本を小泉に見せて、中国の子供がどんなに友好を希望しているのか、平和をどんなに渇望しているのかを知らせることができたら、どんなにすてきでしょう」侯梦雨は、手紙と本を見せ、子供っぽく真面目に記者に話した。
父親によると、侯梦雨は字を覚えて直ぐに読書好きになり、週末になると書店に駆けつけ、一日中読書をした。成長するにつれ、彼女は国家の重要な事柄に関して興味を抱くようになったが、この分野の書籍は一般的に分厚い本が多く、子供が読むには難しい。このようなことから、侯梦雨は、お父さんとお母さんと一緒に難しい本を読んでいた。
今年の6月、侯梦雨は、書店で「論日本」という本をたまたま見つけた。この本は漫画の手法を用いて、2000年の中日関係史を復元しており、彼女のお気に入りになった。それだけでなく、本の内容は、侯梦雨にある願いを生まれさせた。日本の首相小泉純一郎に手紙と「論日本」の本を送り、もう二度と「靖国神社」に参拝しないこと、もう二度と中国人民の感情を傷つけないことを伝えようと。
彼女も中国と日本の子供達がもっと歴史を理解し、過去に起きたことの全てを正視し、中日友好を堅持する人間になることを希望している。彼女は言う、「私は日本の子供達も友好的であると信じています。平和な時代、私は私達がもっと歴史を理解し、歴史に学ぶことで、平和がどうして訪れたか分かるとおもいます。」
中国小学生が小泉に送った全文 日本が歴史を正視するように望む
敬愛する小泉おじいさん、ニーハオ!
私は中国の小学生6年生です。貴方は日本の首相ですよね。首相が具体的にどのくらいの役職だか、私はよく分かりません。でも、貴方の話は大きな影響があって、日本の子供達もきっと貴方の話しをよく聞くと思います。
幼稚園の頃から、先生達は私達に、隣国の日本はよい友達であると教えてくれました。3年生の時、学校に日本のお客さんが来て、私達はお客さんと一緒に遊び、両国の友好的な話をたくさん聞きました。先生は私達に両国は隣だから、仲良く友好にしなくてはいけませんといいました。
歴史や課外の本を読んで、私はだんだん両国の最近の関係がよくないことが分かってきました。原因はここ100年位にあった戦争の歴史をあなた達が認めようとしないことです。
日本の子供も歴史の教科がありますよね。でも教科書では中国侵略に関係する記述はうわべだけの数行で、明らかな血と涙の事実を教科書は隠し、きちんと書いていません。私は、日本の子供達も友好的だと信じています。平和な時代私は、私達が歴史をもっと理解し、学ぶことで、平和がどうして訪れたか分かるとおもいます。
中国に来たときは私の家に寄ってください!
貴方の健康をお祈りしています!
敬具
中国の小学生: 侯梦雨
2005年7月2日
可愛い侯梦雨ちゃん、こんにちは!
おじさんは、中日友好の為に毎日インターネットで中国の記事を日本語に訳している日本人です。日本の新聞社は中国の本当の状況を伝えないことがよくあって、侯梦雨ちゃんがせっかく書いた手紙も殆どの日本人は知りません。あと、侯梦雨ちゃんの送った手紙と本は中国語ですよね? きっと小泉首相は読めないと思います。
おじさんは侯梦雨ちゃんの手紙と「論日本」の内容を日本語に翻訳しておきました。おそらく小泉首相はえらい人なので手紙を直接みることはできないので、おじさんが代わりに「首相官邸」というところに電子メールを送っておきました。もしかしたら小泉首相も読んでくれるかも知れません。そうしたら素敵ですね。
これからも偉大な中国共産党指導の「正しい歴史」をきちんと学び、真っ直ぐに育ってくださいね。
敬具
日本のおじさん: 元祖うぷぷ
子供連れの宗教の勧誘みたいですね。何でもありの状況になってきました。最近韓国の子供が小泉首相に手紙を送ったとのニュースがありましたが、見習ったのでしょうか。
タイミングよく七・七(盧溝橋事件)記念日の前に出された「小学生」の作文です。小学校名、児童名が特定されていますし、私はいちおう本物ではないかと思います。お父さんが媒体か共産党の関係者なのでしょう。
彼女は小学校等で「中日友好」を教わったと主張していますが、幼稚園はともかく、これはあながちうそでは有りません。中国の反日教育では、反日(日本がいかに残虐で卑怯で劣等かを叩き込む)→共産党の勝利(共産党の英雄がいかにかっこよく撃退したか、正当かの刷り込み)→共産党の偉大さ(日本への賠償を放棄し、日本を許してやった偉大さの宣伝)との一連の流れを踏むため、最後の部分で友好が強調されているわけです。
以上のことから、中国の若者にも多く「中日友好論者」がいます。但し、日本の「日中友好論者」とは根本的に違うことは理解すべきだとおもいます。若い中国人の「中日友好論者」の多くは共産党の指導のたまものであるわけです。もっとも、「反日」の部分をやりすぎたため、殆どの若者は中共の目的どおりには育っていないのですが。
次回から、通常どおり新聞記事を訳していきます。そうそう、侯梦雨ちゃんと約束したので官邸にメール出してみますかね。
ソロモン首相、靖国神社参拝 (産経)
日独など、安保理改革案を総会に提示・中国は反対表明 (日経)
「つくる会」教科書選定へ、市町村で初…栃木・大田原(読売)
第105回 アジアの一員としての日中(藤野 文晤)(毎日)
中共ご用達の伊藤忠の方+毎日で書くとこういう文章になるんですね。
この子もたぶん中国共産党から「おこずかい」をもらって「うそ」の手紙をかいたのであろう。
朝貢の裏切りという過去の歴史を反省し中国人が、日本人に 謝罪した時、初めて我々も過去に向き合うことができるのだ。
視力の弱い人、色弱の人・・・ だれでも見やすいのはやはり黒だと思います。
他のデザインの変更も含め、多少いじりますかね。
数日中に修正します。
独裁国家は子どもを利用する。ヒトラーもムソリーニも、レーニンもスターリンも子どもを利用した。中共の連中しても同じ。子どもたちは権力の「生けるマリオネット」として「世界平和」という崩れかけた劇場の舞台で、「日中友好」という醜悪な人形劇をやらされているのである。
>中国に来たときは私の家に寄ってください!
貴方の健康をお祈りしています!
「周囲(はた)を欺すには周囲と同じようにしていらっしゃい。目にも手にも舌にも歓迎の意(こころ)を示して、罪の無い草花と見せかけて、其陰(そのかげ)の蝮(まむし)になっていなくちゃなりますまい」
(シェークスピア『マクベス』第一幕五場・坪内逍遥訳)