ロシア:領土問題では日本に簡単に「YES」を言わず、石油では中国に「GO」を言わない。
日露間は北方領土問題の怨念があり、いまだに解決に至ってない。十数年前、ロシアの政治、経済は弱弱しいものであり、ロシアの企業家、政治家は中国に彼らの石油のセールスに訪れ、アンガルスクから中国の大慶へのパイプライン(つまり「ア大線」)を必要とし、石油を絶え間なく中国に売ろうとした。
歴史を振り返ると、ロシアの歴代の指導者は北方四島問題において、一途に強行な態度を取ってきた。「ア大線」問題では、ロシアの指導者は何回も誠実な誓いをした。現在はどうだろう?日本に対してロシア人は当然簡単に四島を放棄するとは言わない。しかし、中国に対しては、ロシア人はパイプラインの敷設図を変更し、ラインの出口の「大慶」は消失し、変わりに「ナホトカ」にとって変わられた。
「状況の変化は、日本によるものものです。」中国人民大学国際関係学院の東アジア研究センター主任の黄大彗はロシア人が中日間の微妙な競争を巧妙に利用していると見る。
小泉首相が2003年1月にロシアを訪問し、ロシアの指導者との会談において、強烈に「アナ線」の建設を要求した。分かっていることは、もしロシアがパイブラインをナホトカに建設したならば、日本は毎日ロシアから100万トン、年間5000万トンの石油を輸入することである。小泉は当時明確に「アナ線」を示さなかったが、巨額の小切手を使い、ロシア側にパイプラインの「アナ線」の方案を提出した時、もともと10年に渡り計画された中国の「ア大線」は危機を迎えたのである。
「ロシアの石油カードはますます強力になっている」専門家は分析する。ロシアは巧妙に中日間のパイプラインの争いを利用し、いとも簡単に自己の価格を上げているのである。
「ロシア側は一つの工場、一つのパイプラインを建設することを決して望んでいない。資源開発の合作を通じてアジア太平洋地区の経済特急を目指している。」専門家によると、ロシアは中国の感情を害することも、日本の援助を失うことも望んでいない。このようなことから、「ア大線」の前景に暗雲が立ち込め、中国側に不満が出ると、ロシア側は直ぐに鉄道での石油の輸送を強化し、中国側に配慮し、両国の戦略協力関係を安定的なものにした。日本に対しては、ロシアは将来建設するパイプラインの金額として、日本側から最初に提出された50〜60億ドルから100〜130億ドルへの2倍以上に吊り上げたのである。
昨日の続きのロシア篇です。ロシア自体、BRICsの一国であり、今後投資先として注目されると言われています。トヨタも進出しましたね。但し、日本との関係においては北方領土問題がありますから、簡単には進まないでしょう。ある意味、それはラッキーかも知れません。旧ソ連は中国の親分ですが、現在のロシアは中国よりもさらに厳しいビジネス環境であり、汚い仕事がたくさんあるとの話はよく聞きます。ある意味、韓国-中国-ロシアと投資先が変遷した日本企業はよい経験になっているのではないでしょうか。
中国の日本の政治家に対する懐柔が激しくなってきましたね。日本の政治家の頼りない言論が続出しています。保守系のブログ等では日本の政治家を嘆く意見が多いようですが、私は今回の保守系と親中国系との争いは結論が出ているのではないかと思っています。仮に、親中国系が勝利し、靖国神社参拝が中止になり、ガス田問題が中国有利なあやふやになっても、日本国内の一般国民の民意は明らかに反中化、保守化しますから。
明日、最後の部分をUPします。
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