2006年11月06日

日本のネット右翼が中韓を攻撃 社会からの批判も効果なし

新華網 2006年07月01日 ソース(中国語)


ここ2年程、「ネット右翼」と呼ばれるグループが日本で形成されてきている。彼らはパソコンのモニターの後ろに横たわり、感情的な言葉で猛烈に中国や韓国などの近隣を攻撃し、心の中の不満をぶちまけている。この種の特殊なグループの出現は、多くの人の注目を集め、日本社会の主流からは批判を受けている。

すべての歴史を正視する観点に対して攻撃

「ネット右翼」この言葉は、昨年には既に日本のメディアに出現した。日本のNHK、TBS等は特集番組で報道している。今年の5月14日、日本の「毎日新聞」はネットとナショナリズムに関する討論を掲載した。日本の有名なジャーナリストである佐々木俊尚は「日本には"ネット右翼"が存在する。ネット上の掲示板やブログ等で"南京大虐殺は好いことではない"等と記述すると、彼らに猛烈な攻撃を受けることになる」とし、これらの者を「ネット右翼」と呼ぶことを提案した。

各方面の報道を見る限り、日本の「ネット右翼」は対外関係に対しての主張を行っている。彼らの共通の特徴は「ネット上で中国や韓国に対する右翼言論を発表する」ことであり、自己と対立する左翼の観点に関しては徹底的に匿名で攻撃し、相手のサーバーを麻痺させることすらある。

「ネット右翼」の言論が一番多く、一番過激なのは有名な「2ch」である。中国、韓国などの隣国に関する言論は過激であり、日本の侵略の歴史を最も過激に否定している。「2ch」のWebページを開くとすぐに、中国を中傷する各種のスレッドがあり、その中を見ればすべての物がそろっている。

あるメディアが靖国神社参拝に反対をする記事を載せたり、ある記者が日本は歴史を正視し、侵略を反省するべきとの評論を載せると、「2ch」では「売国奴」と罵られ、あくどい攻撃をされる。「毎日新聞」の政治部記者清宮克良が「村山談話」に賛成し、過去の侵略に対して反省と謝罪を表明すると、すぐに過激な批判を浴びる。これらの「ネット右翼」は韓国に対しても敵意十分で、韓国は反日教育をすべきでない等とする。また韓国人とは「相容れない」とする者もいる。

「ネット右翼」はネット上に偽の情報を流し、最悪の影響を与えている。昨年10月、長崎市のプログラマー山本隆博が日本の共同社の名前を盗用し、ヤフージャパンのWebサイトに偽の情報を掲載した。その偽情報は「米国の国防総省が18日、日本の沖縄に中国軍が侵入した」という内容で、共同社米国18日電とされた。偽情報を真に受け、日本のネットユーザーの多くに戦慄が走った。日本の警視庁は著作権侵害と名誉毀損で山本を逮捕した。

負け組みのグループ

「ネット右翼」が日本の多くの民衆の注目を浴びたのは、小倉秀夫弁護士が5月5日の「朝日新聞」に投稿した記事で、「ネット右翼」の現状の分析と暴露を行ったことによる。小倉は、「ネット右翼」を一種の社会現象であるとし、具体的な組織の関与を否定した。「ネット右翼のグループは、一時的な興奮で議論に参加する人により増加しており、言論はますます過激になっている。ネット上の保守掲示板は既に異なる意見に対する寛容をなくしている」と指摘した。

ある30代の自称「ネット右翼」は「朝日新聞」の取材に答え、かつて小説を出版したことがあるが、現在は職がなく、父母と同居し、昼夜が逆転してる生活をしているとした。また、ある関西に住む30代の教師は自分のブログと掲示板で匿名で、朝鮮に対して弱い態度を採る評論家やメディアに対して攻撃をしている。「我々は"左翼"の観点を批判しているが、そもそも発言の場所がなかった。ネットの普及は我々が鬱憤晴らしをする突破口になった」と不満を述べた。

「日本新華僑報」は6月6日、このグループに対するより詳しい分析記事を掲載した。記事によると日本の「ネット右翼」には複数の特徴がある。まず、彼らの活動方式は1960年代の日本の学生運動とは異なっている。彼らは街に出ることも、ビラを配ることもなく、ただネットの奥で自己に陶酔している。次に、彼らは流されている者が緩やかに結合したものであり、信仰も「献身」の熱情もない。彼らを「右翼」と呼ぶべきでなく、「風に流されている」グループといえる。彼らは「嫌左」「嫌中」「嫌韓」であり、ただたんに一種の感情をぶちまけているだけである。ネット右翼の相当の部分は「弱者グループ」であり、彼らは小泉による改革により得る物が無く、日増しに拡大する貧富の差により負け組みに追いやられ、その意識の喪失感を補充する為、「ネット右翼」としてネット上で自由に連想し、鬱憤を晴らし、自分が国家の命運を担った主人公になったような気になっているのである。

「ネット右翼の存在は悲しい現実」

日本の社会の主流は「ネット右翼」に対して基本的に批判的な態度を採っている。記者が取材した複数の日本人は皆、「ネット右翼」のやり方を支持しないとしている。東京に住む30才の女性は記者の取材に対し「ネット右翼が日本に存在することは悲しい現実です」とした。彼女は、この種の現象は日本の若年層が自信を失い、ネット上で反中、反韓等の排他的な言論を行うことにより、自己の存在を証明し、自己が一人の日本人であるとの感じていると指摘した。「だから、私はネット右翼の出現は日本の若年層の自信不足の表現だと思うのです」と続けた。

21才の日本の青年は、日本人の性質により、彼らが匿名の発言を好んでいるとした。日本では一般的に他人と意見を同調する空気があり、「ネット右翼」の多くは他人の受け売りをしているだけであるとする。赤信号皆で渡ればと同じで、他人と同じなら自分も恐くないと考えていると指摘する。

ある専門家は、日本の若年層で貧困者が益々増加しているとし、生活に不安がありネットを通じて生活の不満をぶちまけているとする。小泉が政権をとって以来、日中、日韓の関係が大きく損なわれ、日本が孤立していることが、これらの者の心理を逆上させていると指摘する。また、中国や韓国に対する理解不足、歴史に対する無恥が「ネット右翼」が増加する重要な原因となっている。

その威嚇を強調しすぎるべきでない

日本の「ネット右翼」のWebサイトの数量の確実な統計はまだ出ていない。しかしメディアによると、日本全国の右翼政治団体は900ほどあり、彼らは皆自己のWebサイトを持っており、これらのサイトが「ネット右翼」の主要な拠点となっている。これらのWebサイトでは戦争を美化し、軍国主義の精神を宣伝している。たとえば、靖国神社、特攻隊戦没者慰霊平和記念協会等のサイトや、侵略の歴史の否定を主題とする自由主義史観研究会や新しい歴史教科書をつくる会等のサイトである。

専門家はこれらの「ネット右翼」は客観的に日本の右翼政治家に支持を提供し、中日の民間感情の悪化をおこすだろうとする。しかし、現在の「ネット右翼」は思想レベルに留まっており、大規模な現実的な運動とはなっていない。これは極一部の日本人の感情的な表現であり、その威嚇を強調するべきではないだろう。
駐日本特約記者林梦葉

今年7月に掲載された古い記事です。面白い反日記事が無かったので、ストックから訳してみました。

「ネット右翼」に対するレッテル張りの嵐ですね。具体的な内容で勝負できない場合の印象操作の代表的な方法でしょう。公開されている記事は人民に対する教育用ですから、ネット右翼=一部の右翼団体や政治家に流された低レベル層とし、善良な日本の民衆と分けて中日友好であるといった論調にしてますね。

但し、中共の上層部はここまで日本の世論を読み間違えてはいないでしょう。ネットでは最近、各掲示板等で日本語が不自由な発言が散見されますし、人気の「右翼」ブログに対して目立たせないようにするような工作も見られます。相当気になってはいるのでしょう。

最近、朝鮮総連、部落解放同盟、創価学会といった数年前ならネット上でしか批判できない団体に対する批判や、改憲、核兵器の保持の議論等がメディアで始まっています。ネット、メディア、社会の世論がますます近づいているのでは無いでしょうか。そういえば最近、近くの小学校のクラブ活動で子供達が「日の丸」の演奏をしているのを目撃しました。私が中国に行っていた間に本当に変わったんだなあと感じました。

私がこの記事で気になったのは、「匿名」にこだわっている点です。この種の「ネット右翼」の言論を抹殺するには個々に潰すしかないですからね。きっとこの方向で対日工作をしてくるのだろうと思われます。時既に遅し。成功するとは思いませんが。
posted by 元祖うぷぷ at 12:54| Comment(12) | TrackBack(4) | 反日記事(日本国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
反日もネタ切れですか。まぁよくもったというべきですかね。歴史ネタだけでは限界だよね。マンネリTBSの番組編成みたいで痛いもの。
Posted by 木綿 at 2006年11月06日 20:14
> 思想レベルに留まっており、大規模な現実的な運動とはなっていない

この行に至って初めて、あぁ日本に関する記事だったのかと気付きました(ウソ)。それにしても固有名詞を入れ替えたら、そのまんま中国のネット愛国者のことでしょうよ。ただし中国の場合、思想なんてクソ食らえとばかり、つい「大規模で現実的な運動」に発展しがちですが。
Posted by 一筆啓上 at 2006年11月06日 20:32
「日本のネット右翼」を「中国の憤青」と書き換えても意味が通じそうな文章です。
たとえば掲示板にしても、日本語掲示板のネット右翼と中国語掲示板の憤青の生態と知識水準が似かよっています。
「ネット右翼」と言ってしまうと右翼に失礼です。実際にはただの反中バカ。もし対象が中国でないのだとしたら、他に標的を見つけてバカをくりかえすでしょう。目的はバーチャルな連帯感と暇つぶしだから。
Posted by 森本 at 2006年11月07日 01:11
うぷぷさん、ご無沙汰しております。

中国人によるネット右翼分析、といったところでしょうか。しかしまあ、日本のサヨクが描き出すテンプレ通りのネトウヨ像ですね(笑)。
まあ、私も自分からサヨク系ブログに出張ったり、巡回ブログに湧いてくるブサヨを相手に丁々発止やってるうちに、幾度かネトウヨ呼ばわりされているので、ネット右翼の範疇に含まれる類の人間なんでしょう(笑)。
多くの場合、「ネット右翼」とは蔑称として、また、自嘲を籠めてと、ネガティブな意味合いで呼称されますが、真に受けていたら、ネット上の保守的な論調を貶めようとする朝日や東京新聞など左翼どもの思う壺。よく保守・中道の人間でも、ネトウヨ呼ばわりされるのを毛嫌いする者が多いですが、私個人の感想としては、「何、サヨどもに踊らされてるんだよ」と苦々しく感じています。
上記の文中ではご丁寧にも、ネット右翼になる人物のプロファイリングまでしてくれていますが、ネット上の中韓に対する批判を短絡的に、実社会で報われぬ敗者の鬱憤晴らし、との結論付けているあたり、日本のサヨの論調マンマで微笑ましい。どっからパクってきた記事だろうと興味がそそられますね。私なんかはネトウヨ上等と、DQNの兄ちゃんみたいに開き直ってますから、ネトウヨ呼ばわりされたところで、何らの痛痒も感じませんが(笑)。いや寧ろ、ネトウヨがネット空間に於けるマトモな保守言論を指す言葉に変質したならば、この中国人やサヨク連中への、これ以上ない皮肉になるんじゃないでしょうか。
Posted by 怒る小市民 at 2006年11月07日 07:57
憤青を宥めたいのか、日本の保守派への希望的観測または祈り?w
2chはわからないけど、毎日ブログ巡回してる限りにおいては、みんな普通に生活してる人たちみたいですよね。
間違いなくネットの普及と共に着々と増える層です。
中国は信じたくないでしょうね。
Posted by K at 2006年11月07日 12:11
武装解除は二十五日。男たちは小銃、拳銃、刀剣、弾丸を集めて大車に積み、平陽鎮警察署へ運んで行った。その日、留守の本部を守っていた少年二人が襲撃され、瀕死の重傷を負ったが、手当ても出来ないまま、後日亡くなった。

 その日から毎日、ソ連兵と満州国軍の兵隊が入れ替わり立ち替わり、威嚇射撃しながら私たちの宿舎へ乱入して来た。そして手当たり次第に略奪し、女を漁った。私たちは髪はざん切り、顔にはかまどの煤を塗りたくり、娘さんにも子どもを負わせて、かたまっていた。ソ連兵に狙われると、逃げる女の三倍ほどの大股で、ベルトをはずしながら追われるのだった。男は一か所に集められて閉じ込められていた。

 夜は、現地人が襲って来た。

九月になったある日、いつものように入って来た満州国軍の兵隊に、私たちの宿舎のどこかに一つ、置き忘れられていた薬莢が見つけられた。そのとき、応対した山田先生(山田指導員の夫人で、教員だった)が撃ち殺された。「坊やを頼む」と、一言残されて。坊やは三歳だった。
その夜の襲撃で衣服は剥ぎ取られ、無残な姿が放り出されていた。

私たちは、昼はソ連兵や満州国軍兵から身を隠すため、野菜を貯蔵する穴蔵に潜み、夜は現地人の襲撃に対し、手製の槍を持って警備に臨んだ。が、「ワァーッ」と喚声をあげて襲って来ると、私は槍を投げ出し、子どもを預けている方へ走り、子どもを負うて逃げた。逃げる所は、いつも高粱が林のように伸びている畑である。みんな同じ方向へ逃げた。それを目がけて弾丸が飛んで来る。一緒に逃げている傍の人が倒れた。もうどうにでもなれ、と思う私には当たらなかった。

 一番鶏が鳴くころ、彼らは、略奪した物を大車に積んで引揚げて行く。毎日毎夜、その繰り返しで、人は殺された。

宿舎は全部焼かれ、学校にも火は放たれた。校舎には石油が撒かれていたので、火勢は烈しかった。その天井裏には、怪我人や病人が匿われていた。「うちの人が、うちの人が」。燃えさかる学校に向かって、叫んでいる人がいた。

 血まみれになって逃げて来た人に、私は非常袋から手拭いを取り出して、その腕に巻いた。私の防寒服はその人の血で染まり、逃げるとき、鉄線に引っかけたズボンは破れ、そのまま着のみ着のままになった。

 その夜が明けて、入る家はなく食糧は奪われ尽くし、殺された人を集めて土をかぶせ、呆然と立ち竦んだ。興亜開拓団の最後だった。

男たちが、長年かかって開拓した大地。その男たちは、今そこにはいず。残して行った子どもを負うて、その地を去らなければならない口惜しさ。私たちは、まだ燻っている興亜開拓団を見返り見返り、おいおい泣きながら、とぼとぼと枯野を歩いていた。北満の十月半ばといえば、もう零下の真冬だった。

それから三十八年後の、昭和五十八年。
現地慰霊の旅に誘われた。

「ここが興亜神社の跡です。」導かれた畑の中で、鳥居だったと思われる、この辺では見かけられない御影石の破片を見つけた。そしてその辺りの水路の積み石は、学校の礎石だったという。

「この水田も水路も、土台は俺らがやったんや」

 誰かが呟いた。もうそれは忘れよう。死んで行った我が子や仲間たちは、この豊かな土になっている。そして今は現地の人の豊かな生活があった。
Posted by 崇高な人道主義を示した度量の大きい中国人 at 2006年11月07日 13:24
アハハハ。
見事な分析ですね。
こういう分析が中国人の頭に刷り込まれているのでしょう。

実際私も2ちゃんに良くいきますが酷いものは感情に任せ鬱憤晴らし、単なる遊びと言う書き込みも見られますが公平公正に書かれないマスコミ、中韓の主張に対しての怒りでしょう。

ですからソースにこだわり過去の発言との整合性を求め真実を求めているようです。

政府の思惑で変わる中国の報道、思想を前面に出す日本のマスコミに対し反感を持ってるようです。

例えば歴史関係(エンコリ)のスレに行けば驚くほど詳しい情報を見る事が出来ます。
(エンコリでは捏造された過去の事件などを証拠を挙げ論破しています)

彼らは誰でも真実を、公平な判断を望んでるだけだと思いますよ。
Posted by take at 2006年11月07日 14:06
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%CD%A5%C3%A5%C8%B1%A6%CD%E3

あいかわらず妄想と真実の区別ができない馬鹿な記者の戯言。

だいたい佐々木俊尚氏の産経記事とはまったく正反対に解釈している。
佐々木氏は「ネット右翼」と決め付ける連中に対しての批判記事なのに、この馬鹿記者は「ネット右翼」の用語の発案者扱いになっている。

字も読めない記者が存在しているのが、中国言論の現状でしょう。
Posted by at 2006年11月10日 13:03
ふむ、「中日友好アルヨ」とか言いつつ反日を煽る典型的な言論狂産匪ですな。
今の中国で問題なのは反日無罪というか、狂産党への盲従というか、穏健な議論をしようとしたり少しでも日本の擁護や真実を明らかにしようという勢力には容赦なく人民の鉄拳が飛んでくることでしょうな。
まさにジョージオーウェルの描いた「1984年」
革命的闘争こそ平和
狂産党への服従こそ自由
無知こそ力

人民はかくある

なんていうか本気で狂産の連中は皆心の中ではこのスローガンを繰り返し唱えてんじゃないかと思ってしまう今日この頃。
Posted by カラマーゾフ at 2006年11月15日 01:35
日本の対中投資が2006年に入って大きく落ち込んでいる。1−9月期は前年同期比30%以上のマイナスになった。03年から3年連続で過去最高を更新し続けてきた日本の対中投資の急減は何を意味するのか。
世界規模で減少

 対中投資が減っているのは日本だけではない。欧米諸国の多くも減少傾向にある。世界全体からの対中投資は昨年が0.5%の減少、今年1−9月期も1.5%のマイナスとなっている。米国は02年の54億ドルをピークに3年連続で対中投資が減少しており、昨年はピーク時に比べ、43%減の31億ドルにまで落ち込んだ。

 こうした流れの説明でまず最初にくるのは、「投資一巡」説だ。もちろん企業の設備投資は永遠に拡大を続けるわけではなく、エレクトロニクス、自動車などで中国生産拠点がある程度出そろったのは間違いない。

 だが、世界経済が依然として4%台の高成長を続け、途上国、産油国などでモノの需要が勢いよく伸びる中で、「世界の工場」たる中国の生産拠点の増設が鈍るのもやや違和感がある。

 世界を見渡せば、自動車工場はインド、ロシア、北米、南米などで新増設が続いており、液晶テレビは欧州、メキシコなどで組み立てラインが新設されている。日本国内は半導体、薄型テレビ、自動車から工作機械、建設機械などの工場の大型投資が盛り上がっている。

 対中投資が減少に転じた原因には、中国固有の問題があるとみるべきだろう。

立ちはだかる貿易摩擦

 中国の投資環境は急激に悪化している。人件費はこのところ毎年、最低賃金が10%前後引き上げられるなど急上昇している。早晩、「人件費の安い」という形容句は中国からはずされるだろう。電力や輸送用燃料などエネルギーの不足も続いてる。

 だが、外資を最も悩ませているのは、貿易上の様々リスクだろう。貿易摩擦では、対米、対EUをはじめ世界とあつれきを起こしている。「中国で生産したばかりに欧米に輸出できない」といった事象は繊維、靴などで現実化したが、他の分野にも広がるのは避けられない。

 日本もかつて貿易摩擦を引き起こした鉄鋼では、06年1−9月の中国の鉄鋼輸出は3616万トンに達し、世界最大の鉄鋼輸出国になった。中国国内で余剰となった鉄鋼が売り先を求め、世界に流出する構造で、中国の鉄鋼メーカーの余剰生産能力をみれば、鉄鋼貿易摩擦が深刻化するのはまもなくだろう。貿易摩擦の余波は外資も直撃する。

 貿易摩擦と比例して人民元に対する切り上げ圧力は一段と高まっている。中国政府は市場における人民元の緩やかな上昇を容認しており、人民元は着実に切り上がっている。中国からの輸出品の競争力は当然弱まる。

 最近では環境対応、移転価格税制などで想定外の負担を外資が強いられるケースも増えている。中国政府の外資政策では、労働集約型の外資の工場はもはや不要であり、高度な研究開発機能の移転が外資の進出条件になりつつある。

外資から見放される中国

 究極の出来事は「三顧の礼」で誘致した外資への突然の立ち退き要求だろう。日本企業の進出も活発な上海市嘉定区では、地元政府が都市計画の変更を理由に日系企業10社を含む外資に立ち退きを迫っている。その中には2年前に工場ができあがったばかりという企業もあり、地元政府で誘致担当だった役人が今度は外資企業の追い出しにかかっているという。工業用地を宅地転用して地元政府が高収益をあげようという狙いで、似た事例は都市化の進む沿海部の各地で出てくるだろう。

 外資の対中投資が減少するのは明確な原因がある。

 中国の国内市場を狙う外資の投資は今後も続くだろうが、輸出型生産拠点の進出は激減する可能性がある。中国のモノづくりの進化を支えてきたのは、高度な技術を持ち込み、部材を現地企業に発注してきた外資の輸出型生産拠点だ。それが止まった時、中国は民族企業だけで独自にモノづくりの水準を高めていけるのか。

 外資から見放される理由とその打撃を中国は考えるべき時だ。
Posted by 対中投資の減少をどうみるか at 2006年11月17日 14:48
こんにちは!

好きな商品がありますか?

商品番号は教えてもらって、

注文期待、よろしくお願いします、
Posted by こんにちは! at 2010年11月19日 22:13
…いいか、中国守銭奴に日本の馬鹿右翼、ついでに腰抜け左翼も。

なにが天皇、なにが靖国だ。

今の日本人の大多数は、そんなものに興味も愛情も感じてないんだよ。

だけどな。お前たち中国人とおんなじように、俺たちにも家族や友だち、護りたい山河があるんだ。
お前たちが日本を侵略するなら、俺たち日本人は技術の粋を集めて最強の兵器を作って、尖閣はおろか北京まで攻め上って温家宝の首を挙げてやる覚悟くらいあるんだ。

それともう一つ。

日本はアメリカの国力には屈したが、実力で清国と朝鮮国を滅ぼしたのであって、決してお前たちに負けたのではない。

お前たち中共は覚悟しろ。

北京中央王朝は、海からは日本国防軍に、内陸からは蜂起した困窮農民とチベット連合軍の挟撃で滅びるのだ。

孤軍中共よ。

今や世界中がお前たちの敵だ。
Posted by 日本人 at 2012年12月18日 06:27
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