日本人は全くSK-Uに禁止成分が入っていることを信用していない。日本のメディアはなんと「中国が日本に報復」などとしている。
国際先駆導報東京電 記者 銭錚 特約記者 陳磊 許卉報道
国家質検総局は14日、広東で日本から輸入されたSK-Uブランドの化粧品に禁止成分であるクロムとネジウムが検出されたと発表した。パンケーキ、UVクリーム、トリートメント等の9種類の商品から検出されている。クロムとネジウムは人体に有害であり、肺血栓や肝障害を引き起こす可能性がある。
この情報により中国大陸、香港、台湾では大騒ぎなり、香港や台湾の関係部門が調査に乗り出し、大陸の各デパートや台湾の有名な化粧品チェーン「莎莎百貨」もSK-U製品を撤去し、調査結果待ちとなっている。
韓国食品医薬安全管理庁は18日、現在韓国内で売られている日本製の化粧品に禁止成分が含まれていないか調査を行っている。
日本の一般人はSK-Uに問題があると信じず
国家質検総局がSK-Uに禁止成分が含まれていると発表した翌日、SK-U日本法人(訳者注 日本P&G社)は中国のメディアの報道に対し、化粧品の中にそれらの成分はないとした。会社はさらに、現在調査を行っているとした。
日本の銀座の各デパートのSK-U売り場では、商品を試す顧客は依然多く、「中国で禁止成分が検出された」影響は全くない。取材をした消費者はその報道を知らないとした。
ネット販売も日本のSK-Uの販売の重要なチャンネルである。中国の国家質検総局が禁止成分の検出を発表して数日になるが、ヤフージャパンのSK-U販売店は賑わい、何の影響も受けていない。
ある日本のネットユーザーは、SK-Uが中国で検査を通らなかったニュースは聞いたが、それでもSK-Uは安全であるとした。
「日本の企業は法令や制度を守りますから」彼は言う。「中国では日本の化粧品が凄く売れているじゃないですか。中国から来た友人達は、大量の化粧品や洗顔フォームを買ってますよ。彼らはみな日本で製造したものは凄く安全だと言っています。」
メディアはSK-U事件を「陰謀」扱い
中国でSK-Uに禁止成分が検出されたことに対し、日本のメディアは予想外に沈黙している。「読売新聞」等の日本の大手新聞社はこの件を伝えてもいない。
日本人は食品、薬品、化粧品に対して安全性を特に重視する。日本において、安全の問題が注目され無いことはありえない。数年前、日本のある企業が米国から輸入した牛肉(当時米国では狂牛病が発生していた)を販売したところ、日本の各大新聞は数ヶ月に渡って報道した。
日本の「フジサンケイビジネス」や中国情報局のWebページは、SK-U事件を「中国検疫局が日本で製造したソーセージや茶葉などに基準以上の防腐剤が含まれていた」事件や、日本で5月29日に残留農薬基準である「ポジティブリスト制度」が成立し、中国から日本に輸出された多くの食品が日本の検疫で不合格になったこと等と関連させ、中国による貿易の報復処置としている。
日本の「世界日報」は、SK-U事件は実際には中日の貿易戦争であり、中韓の「キムチ戦争」と酷似しているとした。また、台湾や中国大陸で偽造SK-Uが存在している例を挙げ、中国の関係部門が検査したものは、おそらく偽造品で、SK-U事件を中国の知的財産権事件としている。
日本のメディアはさまざまな解釈をしているが、香港のテレビ局の最新の情報では、香港の大学が4種類のSK-U商品を検査したところ、クロムとネジウムの2種類の禁止成分が検出され、中国国家質検局の検査結果を実証した。
いろいろなブログでも取り上げられているようですね。
上海のP&Gが暴動のターゲットになった等のこともあり、現在では日本の大手メディアも小さな枠で報道しているようですね。最もこの記者が記事を書いた時点では殆どスルーされていたようで、日本のメディアの代表が中国情報局(サーチナ)、世界日報(統一教会系)というのは寂しい限りです。
香港、華僑が多いシンガポールの両国で検出されたとの報道があり、韓国でも調査中とのこと。あらら、いつものメンバーですね。
記事中では「盲目」に日本製品を信用する日本人を非難しています。自分達が心の源流に反日感情をもち、「日本が悪い」という報道をみると盲目にその報道を信じ込んでしまうことを殆どの中国人は自覚していません。ネットによる世論調査(中国語 グラフ)がそれを証明しています。(ちなみに、設問は上から 1:ブランド化粧品の品質を信頼しているか/2:消費者に化粧品の成分を知る権利があるか/3:報道を見てまだSK-Uの化粧品を買うか/4:P&Gは禁止成分の含有を否定しているがどう考えるかです。97%のネットユーザーが報道を見てSK-Uを買わないとしています)
こういった、宣伝、プロパガンダを検証するには、そもそもその成分が問題なのかをネットで調べるなり、実体験を交えて検証すればよいわけですが、それを人民に求めるのは無理でしょう。
この2種類の物質ですが、自然界に極一般に存在するもので、含有量から考えて全く問題がないレベルとのことのようです。中国が挙げた拳を自ら下げることはないので、その問題が無いレベルの検出を「悪」と決め付け、上記の国以外での検出を目指し「悪」の立証に全力を挙げ、中国国内での完全勝利を目指すでしょう。
まぁ、欧米や日本等で検出されなかったら、お約束の「日本は1流品を欧米に、3流品を中国に輸出している」を宣伝すれば言い訳ですし。
しかし、今回の事件は誰が仕掛けているのでしょうか。中共が仕掛けているにしては間抜け過ぎます。
この報道などを受け、「日本ブランドの崩壊」等の評論が多く見られますが、日本ブランドが中国国内で信用を失ったとしても、せいぜい欧米ブランドにとって替わられるだけで、中国に利点はありません。
利点どろこか、日系企業の中国進出リスクを増大させますし、日中関係において、政治と経済を分離し、日本の経済界を使って日本の政治家に圧力をかけるという基本政策にも反します。安倍政権誕生前の雰囲気作りにも反します。
このSK-U、以前から日本企業だと思っている反日戦士の格好の標的になっており、今回のそのレベルの連中の企画ではないかと私は見ています。特に中国女性が外国人と付き合う、外国製品を使うことに厳しいですからね、彼らは。その意味では、比較的反日度が低い中国女性への宣伝は成功したともいえます。中国の国益には反してますが。
老婆心ながら、どうせなら、米国系の巨大グループであるP&Gではなくて、資生堂でも狙い撃ちにすけばいいのにとは思いますけど。
>日本のメディアは予想外に沈黙している。「読売新聞」等の日本の大手新聞社はこの件を伝えてもいない。
本当に、日本のメディアは中国がらみのゴタゴタを何で大々的に報道しないんでしょうかね・・・。
香港、台湾では安全性が証明されましたw。
ブログでの意見も「余りにも愚か」とするものが見受けられます。
何でも「秘密の成分を教えろと迫った」当局を巻き込んだ中国企業の報復では?
というブログもあります。
まあ、ポジティブリストの報復という見方が一般的ですねw。
P&Gは怖いよぅーっと。
そもそも、中国人は国産の化粧品なんか信じてはいない。食品なんか更に信じていない。国内で毎日多量の毒を食らいながら、日本憎しで輸入品の僅かな成分をあげつらっても虚しいだけでしょう。返品騒動でガラスまで割ったそうですが、いくらご立派な御託を並べても最後はいつものパターン。日系企業とはいえ、要するに中国人どうしがギャアギャアやっているだけです。
ニュースを読んでいてもどかしいのは、具体的な数値に乏しいこと。中国の規制値が適性なのか、メーカーの自主検査の値がどうなのか、再検査はしたのか等など、今ひとつ及び腰です。P&Gにもヤクザ国家相手ということで事情もあるのでしょうけどね。暴動のニュースに加えて、以下のようなニュースを各社とも精力的に流すべきかと。これとて具体的な数値はなし。
SK−Uは安全、重金属は微量=シンガポール政府
http://www.newsclip.be/news/2006923_006891.html
PS 資生堂も調べたけど悔しいことに検出しなかったんでしょうな。
http://hannichi.seesaa.net/article/17590444.html#comment
誰の発言をなぜ信じるか・信じないか。それを表明することが、今の日本人には、必要だと思っています。しつこくて、すみません。
http://www.sankei.co.jp/news/060925/kok007.htm(産経新聞)
「香港基準・鑑定センターは25日までに、クリスチャン・ディオール、ランコム、エスティ・ローダー、クリニークの世界4大化粧品ブランドすべての化粧品に、微量のクロム、ネジウムなどの重金属類が含まれていると発表した。」
「中国では日本製化粧品のマックスファクターSK−IIにクロムなどが含まれていたとして非難報道が続き、全国で返品騒ぎが発生しているが、ディオール、エスティ・ローダーに含まれているクロム類はSK−IIよりも多いという。」
「センターによれば、クリスチャン・ディオールのファンデーション、エスティ・ローダーのファンデーションにはクロムがそれぞれ、キロあたり4.5ミリグラム、3.9ミリグラム含まれ、SK−IIより多かった。この他のブランドのファンデーションにもクロム、ネオジムが含まれていた。」
大塚製薬の「ポカリスエット」も規制対象になりましたw。
どこまでやるつもりでしょう?
一応WTOに加盟してるでしょうに・・・。
日貨排斥でしょうか?
たいした動機がある訳ではありません。(たぶん)ごく平均的なアンチ中国の日本人です。中国に留学したとか駐在したとか、はたまた中国人を娶ったとか、その程度のことではなかなか「親中」にさせてくれないあたりに中国の実態が反映されています。今の時代、情報が多すぎるんでしょうな。日中ともに大本営発表だけを聞いていた頃が幸せだったのかも。
http://hannichi.seesaa.net/article/17590444.html#comment
私は、その日本人夫が言ったことよりも、未だ黙っていることに興味を持っています。
日本は中国にだけ3流品を流してると逝い出す予感♪
何でP&Gが攻撃対象になったのか現時点では不明ですが、恐らくは賄賂が十分に行き渡らなかった?
もしくは、国産品の需要を増やすために中国メーカーが袖の下をわたして当局とつるんだ?
まぁそのうち、愛国デジカメみたく、「愛国化粧品」「抗日美肌」なるものが商品として売り出されるかも。
キャッチフレーズは
「憎い小日本女よりも美しく。」
「美しい中華の女性のためだけに。」とか
中共はこんなものさ。
なむなむなむ・・・。空き瓶を無料で交換してはいけませんよ。
日本現法のP&Gのみなさま。
ご愁傷さまです。力量のためされるところです
対岸の火事じゃすまなくなってきましたね。
昔は中華料理はとても素敵だとおもってましたが
じもとのちょうりちょうは
きにくわないきゃくには
つば たん おちたしょくざい を、、、、、
それいらい
むりです。
おお、その後あのエントリーに随分と投稿されていたのですね。今朝になって初めて気づきました、失礼。私も中国人を娶ったからとアンチ中国の矛先を鈍らすほどウブではありませんし、ブログ主さんも同様かと。読者の方々も情にほだされるほどヤワではないはず。プロキシさんがいったい何をご心配なのか、今ひとつ測りかねております。
日中間の国際結婚も、詐欺、詐欺もどき、潜在詐欺(?)など千差万別です。草の根交流がなかなか友好に結びつかない、却って関係悪化を招くケースが多い辺りに日中問題の根深さがあろうかと。とはいえ、個人レベルの交流にはステレオタイプでは割切れない奥深さもあります。女房の変身については、そりゃもう「愛情的力量」でして。笑
あ〜やだやだ いっそのこと国交断絶でもすれば?
@
中国は相変わらずの
「律儀に法を守る奴は、バカを見る」
人治社会である事。
A
党中央政府の「公式認定と発表」は「科学法則と理論」を超越する事。
B
政府は国内ですら有害な海賊・コピー商品を殆ど統制できていない事。
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平成18年9月26日
知ってますか、逆転するナチスと日本の評価
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5562/column/latest.html
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■中国語わかる人は,次のURLがおもしろいので紹介↓
●もともと中国の化粧品衛星基準には,含有クロムなどの成分について規定がない.上限値の規定も当然ない.
ttp://bbs.news.tom.com/bbs.php?forumid=207&threadid=97633
(?中国《化?品?生?准》(GB7916一87),其中《表1 化?品中有毒物?限量》没有一字提到?和?;其中《表 2 化?品?分中禁用物?》181?,?是没有一字提到?和?)
●そのほかの記事:今日はSK-II,やがて日本車だ,など 案の定のクソスレ多数:
ttp://bbs.tom.com/s.php?kw=SK-II&stype=&img=0&bpdate=&sort=pdate&chanl=&start=10&count=10
訂正: 表2の第203、第284にクロムが禁止成分としてありました。
ttp://www.hygiene.net.cn/bzjyff/hzpbz/hzpbz2r.htm
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平成18年9月26日
知ってますか、逆転するナチスと日本の評価
ttp://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5562/column/latest.html
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製品名は忘れましたが、中国全土で展開している大衆向けブランドは中国生産ですし、デパートで販売されている高級ブランドThe Skin Care, The Make-Upは米国産です。
資生堂最高級ブランド「クレド・ポー」は資生堂のエステサロンで使用するための輸入で、一般向けに販売はされていません。
そもそも六価クロムを除いて微量のクロムは有害なのか?
日本人の化学知識も怪しいくらいだから、あの国がきちんと人民に理解させてるとは思えんな。
クロムは亜鉛やマンガンと同じように必須微量金属の1つです。
最近は中国産の食品の汚染が話題になっていますが、それ以前は中国・金属といえばお母さん方の間では乳幼児が口に入れる可能性のあるおもちゃの塗料が問題になっていました。
対象金属元素としては、アンチモン(Sb)・ヒ素(As)・バリウム(Ba)・カドミウム(Cd)・クロム(Cr)・鉛(Pb)・水銀(Hg)・セレン(Se)の8成分があり、それぞれについて溶出量の限度値が定められています。