2005年03月12日

日本の媒体と民間の「嫌中」がなぜ悪化しているのか その2

しかし、中国の媒体にも、偏っている部分がないとはいえない

日本の駐中国公使の井出敬二は「経済」に対し、「私は皆さんも、日本の温泉や、環境、納税制度、日本政府の老人、子供に対しての福祉、日本では腐敗が非常に少ないことなども報道してほしい」と語った。井出は日本大使館を代表して媒体の取材に答え、中国記者が社会文化関係の取材が非常に少なく、中国の新聞からみた日本は、井出が生活する日本との差があると指摘した。

世論調査の誤差が反作用を呼ぶ

学者の努力が今ひとつで、出来上がった世論調査の結果が中日民間の感情での摩擦を呼び、媒体が大きくし、両国民の相互憎悪に至ったのである。

日本研究所の結果が示したところによると、日本に対して親近感をもつ中国人はわずか6.3%であり、親近感を持たないもしくは親近感が非常に少ないといった回答は53.6%にのぼる。普通と回答したのは35.5%(注意;日本研究所の統計は合計95.4%であり、100%にならない。これらの数値に関しては、「日本学刊」2004年6期を参考)。彼らが導き出した明らかな結論は、「中国民衆の日本に対する親近感はますます現象しており、中日両国が重視すべきである」というものであった。

しかし、北京の街中で日本車を運転する人が減少したようには見えず、日本のコンサートを聞く人は財布の中の最後の数元も払って聞きに行くし、日本の文壇で賛否の分かれる渡辺淳一の小説は、中国の空港や書店であふれている。中国の民衆はどうして日本に対して「不親近」なのであろうか。

日本に10年留学し、神戸大学で助教授を務めたことのある劉志明は帰国後、中国社会科学院新聞研究所の研究員として働いている。劉志明は「経済」に対し、「中国語での"親近'は親密で接近している意味であり、日本語での"親近"は関係があまり疎遠ではないことを指す。」と述べた。劉志明は多くを語らなかったが、記者の理解は、日本研究所は中国語と日本語の意図を明白に区別することなく、日本の学者がよく使用する設問方法をきちんと翻訳せずに中国に持ち込み、結果、53.6%の中国民衆が日本に親近感がないといった間違った結論を導き出ししまったのである。

2004年11月23日、日本の共同社は上記結果を抄訳して伝えた。「54%の中国民衆は日本に対して親近感無し」の見出しである。翌日には保守の「読売新聞」が詳細に調査結果を翻訳して伝え、社説の中で中国の日本に対する過激世論を紹介した。12月に日本の総理府の世論調査では、直ちに彼らの結果が出た。中国人を好きな比率は10%下降し、中国が嫌いな人は10%上昇した。中日民衆が相互に憎悪し、中日媒体がこの情報を重視した。

社会科学院日本研究所の翻訳の間違いが、劉志明が指摘する以前に、新大陸を発見したといった情報と同様に、中国から日本に伝わり、日本から中国に戻り、両国民の相互不信をさらに深める結果となったのである。

情緒の国交が政治の膠着に

中日両国の媒体での摩擦は、公正な調査結果が披露しているように、中国の民衆に日本問題に対して敏感な感情を増加させた。また一部の官僚の行動が摩擦を激化させ、解決が難しい問題にしてしまった。

「経済」の記者は、日本企業である広告会社のサブディレクターの張氏に逢った際、以下のような話を聞いた。

ある地方政府の団体がある活動を行う為、協賛金が必要になり、張サブディレクターの広告会社に訪れた。張は地方政府との関係は重要であると考え、日本企業を推薦ようと考えた。張がこの考えを相手に伝えようとすると、相手は直ぐに顔色が変わり、不要だと言う。張が日本企業に対して意見があるかどうかをたずねると、相手は無いと言う。それなら何の問題なのだろう。相手は言う。「私は日本を恨んでいる。私はこの活動を中止してでも、日本人にこの件に手を出させるつもりはない」

張サブディレクターは非常に不思議に思った。比較的冷静にすべき政府の役人が、日本への感情を直接出したのは、張が仕事を始めて20数年で初めてであった、宴席で酒を入れれば、。歴史上の問題が手で来るのはよくある。しかし、日中に、非常に冷静な2人の中国人が、突然日本問題の話になるとこのような大きなコントラストを表したことに、張は開いた口がふさがらなかった。

ミクロの観点(媒体内部の矛盾、世論著うち、個々の役人の言動)からマクロの視点に目を移し、中日の政局をみても、中日政治関係の近々に好転するような形跡は見られない。

小泉の靖国神社参拝問題、日本の招待による李登輝の訪日、日本軍事戦略の矢先が中国に向いた現象等はひとまずおいておいたとして、日本の経済産業大臣の中川昭一、外務大臣の町村信孝等の新保守派の言論、現在の両国の世論を見ると、現在の状況を打破し、新しい良好な中日関係を構築する上での決定的な動向は難しいといわざるえない。

(コメント)
日本の大使館員の仕事はいかにも無ければ主義ですね。実際、文化や日本の紹介記事は多いです。中国共産党の反日を暴発させないようにする苦労でしょう。ただ、よい印象の記事を増やす前に、明らかに偏った記事に抗議する仕事をしてもらいたいものです。まぁ、無理でしょうけど。

「親近」という言葉の意味が違うため、中国があまりに反日のような印象があるけど、それは間違いだよぉという記事ですね。日本語だと「親近」というのは、学者が言うように「あまり疎遠でない」という意味だとのことですが、「親密」までは行かなくてもある程度親しい印象も含むと思います。中国人に聞くと、日本より中心が少し「親密」側に近いようですが、「あまり疎遠でない」といった意味もあり、日本語と大して変わらない見たいです。つまり、あんまり意味のない議論でしょう。

そもそも、日本人が中国に対しての印象が悪くなったのは去年の中国の世論調査が原因ではないですしね。中国人の日本人に対する反日はもっと大きな原因がたくさんあるわけですし。
posted by 元祖うぷぷ at 18:42| Comment(7) | TrackBack(1) | 反日記事(政治日中関係) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
otu
Posted by mina at 2005年03月12日 19:19
正直漢字の意味とらえ方は大した問題ではないですね
反日だろうが抗日だろうがどっちでも一緒
もっと火を注いで21世紀太平道の乱が見たいです
Posted by at 2005年03月14日 00:49
ここは反中bbsだよね。元祖うぷぷ は中国超嫌いみたいだ。中国語上手だけど、理性がない。コメントに自分で感情を入れすぎた。
Posted by at 2005年03月14日 13:07
近年は中国の掲示版等からもリンクが貼られて日本右翼登録された元祖うぷぷです。
ここは「反中bbs」では無くて中国で行われてる反日情報を日本人に紹介するBlogです。中国本当に嫌いなら、中国にきて仕事をしようとは思わないと思いますが、いかがですかね。

もともと政治系blog自体、自分の主義主張を発表する場ですから感情が出るでしょうね。
感想は色々あると思いますので、左右国籍かまわずどんどん書き込んでください。
Posted by 元祖うぷぷ at 2005年03月14日 20:20
右翼認定おめでとうございます。記事で挿まれている小話は実話なのかいつも気になります。

>2人目のななしさん
コメントに書き手の感情が入ってなかったら意味がないでしょ。
Posted by aquarellisute at 2005年03月15日 14:29
小話はもちろん実話ですよ。
仕事以外で知り合った中国人とは深く討論することが多いので。仕事だけだと彼らとは薄っぺらい関係ですが。
Posted by 元祖うぷぷ at 2005年03月16日 12:53
日本語誉めていただいたのに、言葉足らずですいません。

記事についてのコメント中にある小話ではなく、記事の中に出てくる「私は日本を恨んでいる。」なんて小話は実話なのかという意味です。疑い出したらきりが無いですけどね。


元祖うぷぷさんを疑っているわけじゃないです。念のため。
Posted by aquarellisute at 2005年03月16日 13:49
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