言葉に詩を織り交ぜ外交を語る
話の内容がまじめな外交問題であっても、李肇星は詩人の本領を発揮した。彼は中国とアフリカの関係を語った際、ガーボヴェルデでのあるエピソードを披露した。この国家の指導者は非常に熱心であり、非常に謙遜をして自分の国家は非常に小さいという。「私は彼らの謙遜の姿勢に感動し、ガーボヴェルデの友人に親切に話した"山が高くなくても、仙人がいれば有名になる"とね。、国が大きくなくても、平和を愛し、正義を守ればいいのだ。」
中外の記者に強く印象付けたのは、李肇星はコンピューターのように頭の中の正確な数字を使って説明をしたことである。中露の経済協力の結果に対して、彼は、2004年中国はロシアから原油を1200万トン輸入したと話した。また、国連191の加盟国中で開発途上国は2/3を占め、全世界の約65億の人口の4/5が開発途上国で暮らしており、開発途上国の安定した発展がなければ、世界の平和と繁栄はないと話した。
正義と情をもって両岸を語る
李肇星は10あまりの問題に答えた。山東なまりの李肇星は終始温和で周囲を和ませた。しかし、台湾の記者が両岸の問題を語ると、彼は語気を強めた。
「台湾当局の指導者による"台独"分裂活動は必ず恥ずべき失敗となる」台湾が最近「国統会」と「国統綱領」を終わらせることを宣言したことに対しては大声を上げた。彼は3回「世界にはたったひとつの中国、台湾は中国の一部分」の立場を繰り返し、大陸は事態の推移に警鐘を鳴らし、今後出現するであろう複雑な局面への準備をいつもしていることを強調した。
この後、李肇星は最近亡くなった巴金氏の言葉-わが故郷の土よ、わが祖国の土地よ、私は永久に君たちと一緒だ-を引用した。「我々は皆、ただ一人の母親を持ち、ただ一つの祖国を持っている。我々の共同の努力により、自己の祖国の主権、領土、尊厳を守らなくてはいけない」彼は正義と情をもって語った。
国際時事の話になると、李肇星は数億人のテレビ中継を見ている同胞に向かって外交が人民の為であることを重ねて示し、海外旅行をしている人に対し「家では父母を頼り、外では友だちを頼る」ことを促した。彼は5000人にも及ぶ外国で仕事をする外交部員を誇り、彼らが「祖国に忠誠を尽くし、人民に忠誠をつくし、労働に励んでいる」ことを賞賛した。
「この外交部長は非常に付き合いがいい」アラブ半島テレビのイザトザイ記者は話した。「中国は外交関係で一途に公正な立場をとっていることをアラブの民衆に印象ずけた」と続けた。
共産圏の典型的なヨイショ記事でしたね。最後の「祖国に忠誠」云々の部分は通常は「党に忠誠」が先に着くんですが、なぜだか省かれています。
最近、中共の日本に対する外交は失敗続きであり、「最近の中共はレベルが下がった」と感じる方も多いと思うんですが、私は引っかかっています。
もともと中共の外交の得意分野は「見えないところ」ですので。沖縄の帰属問題云々の記事を書いてみたり(JanJan)、「NPO」が活躍して外交機密費を開示させたり(毎日)どうも子分たちが以前に増して動いているような気がするんです。
もはや、悪役となった中共が正攻法で日本政府を屈服させることが出来ないのはわかっているはずで、政治が発信しているのは面子を保つためだけの理由で、その他のルートを強化しているのではないかと。米国を巻き込み、日本の保守層を様々な形で弱体化させようとしているのではないかと。私は決して気を抜いてはいけないと思います。
ちなみに、ガーボヴェルデはアフリカの小さな島国のようです。そんな彼らも中国人をおだてるツボをわかっているようです。
爆笑。息できないw
>その他のルートを強化しているのではないか
>日本の保守層を様々な形で弱体化させようとしているのではないか
同感です。現状に不満を持つ人間に巧妙に取り入ろうとしているのを感じます。
国が大きければ、平和を愛する事も、正義を守る事も必要ない
とも言える訳ですね。
国が大きいとは国土を指すのかは判りかねますが。
>日本の保守層を様々な形で弱体化させようとしているのではないか
自民党内でも、ポスト小泉を狙って「特亜外交の再建」を中心題目にして、
自民党内でも媚中派の山崎・加藤&福田・谷垣ラインが反小泉・安部で急接近していると聞きます。
売春婦問題で中国公安に挙げられたと週刊誌に書きたてられた谷垣に女性スキャンダルで臭気プンプンのヤマタク・・・見たところ、こいつらは「小姐餌攻撃」で簡単に「釣上げ」られる連中ですから、手ごわい日本世論を相手にするよりも遥かに安上がりで簡単に工作できそうですね。
あはははははは。
はじめまして、台湾から参りました。
よろしければ、こちらもご覧ください。
http://post.lid.com.tw/CreationShare/ViewArticleContent.asp?ID=303&CreationKind=Article&BelongClass=%E6%99%82%E4%BB%A3%E7%9C%81%E6%80%9D&Page=1
2004年総統選落選で当選者への腹いせに
中国に訪れた元台湾副総統連戦
の妻、方瑀氏が書いた中国訪問記(?)です。
中国にこんなにこびへつらっていいのかと思ってしました。
ちなみに、
中国訪問中、
連戦氏は「元副総統」という言葉を使わずに、
台湾で「全面的な行政の仕事に携わっていた」と言っています。
中国人の前にペコペコ。
>>思ってしました。
思ってしま「い」ました。