なんか、やばい気がしてきませんか? 私の12月8日の記事での杞憂、つまりNHKでの放送が現実味を帯びてきたような気がするんです。もしもこのドラマが日本に上陸したらどうなんでしょう?
中国でドラマを見ている人の中には「いままでの反日ドラマに比べたら結構いいドラマじゃない」なんておもっている人が結構いるかもしれません。しかし、私はこのドラマは今までの反日ドラマに比べて数段やばい作品だと思っています。
現実味のある内容
典型的な反日ドラマと言えば凶暴で卑劣な不細工なまさしく鬼子な日本兵と、優秀、勇敢で善人の共産党との戦いなわけです。日本兵は共産党の頭を使ったすばらしい戦略に舌を巻いて「めしぃめしぃ(飯飯)」などといかにも中国人役者の意味不明な日本語を連発して退散するわけです。
情報が完全に遮断されていた時代はともかく、これは中国人が見てもいかにもうそ臭いんですね。又、中国人は日本人が礼儀正しいことなどを知っていたり、都市部では背広を着て颯爽と歩く日本人がたくさんいたりと自分の見た日本人像とも一致しません。また共産党の腐敗はすざましく、やはりあまりにすばらしすぎる中国人像に関してもしらけてしまうわけです。
ところがこの作品の日本人にも中国人にもいい人も悪い人もいて、わざとらしさがまったくない。すんなり見れるんです。
ちなみに監督のヤンは雑誌のインタビューでこのようなことをいっています。
「殺人の場面を私は多用していません。歴史を尊重し、事実を描いているんです。もしももっと殺人の場面を増やせば、多くの人は商業的な利益を追求した作られたものだと感じるでしょうし、一部の人により君たちの歴史は作られたものだとの口実をあたえてしまいます。私は多くの人に真実を伝えたいんです。」
インタビューの中でも「架空のドラマ」ではなく「真実」になってますが、こうやって中国人はこのドラマを真実として受け入れてしまうわけです。
そして日本で放送されれば多くの歴史に無知な日本人は受け入れてしまうでしょう。
その2に続きます。
壮大な世間知らずな中国人には、日本人も良いところあるなと思わせ、でもやはり日本人は残虐な悪い国なのだとはっきり認識させるようになってます。本当に残虐なのは昔から中国人と決まっているのですが、なのにその裏返しでしかありません。他の国にて歴史を勉強すればするほどあまりにも醜い中国の姿が浮かび上がります。