2006年02月06日

中国造船業はすでに日本を越えることに成功 世界第二の造船国に

中国新聞網 2006年02月04日 ソース(中国語)


中新網2月4日電 香港「大公報」の報道によると、AFP社は英国クラークソン社が公布した世界の造船業の最新の統計数字を引用し、韓国の造船業が昨年獲得した受注額の総計が1450万CGT(標準貨物船に換算したトン数)に達し、世界シェア38%以上となり、世界最大の造船国を座を楽々守ったことを報道した。中国の造船業の最近の発展は速く、昨年受注した船舶は700万CGTとなり、国家毎の計算で日本を越えることに成功し、世界第二の造船国となったとした。アジアの三大造船大国の順序はすでに変化しているのである。

クラークソン社の統計数字によると、世界の造船シェアは韓国、EU、中国、日本の順である。韓国の造船メーカーは2005年に1450万CGTの受注を獲得しており、第2位のEUの850万CGTを引き離している。中国の造船メーカーは700万CGTの受注を獲得しており、日本の620万CGTに僅差で勝利している。

韓国造船協会は、去年は理想的な受注を獲得したが、海運業が下向きに推移しており、昨年の韓国造船業は2004年のピーク時に比べて多少見劣りがするとした。韓国造船メーカーは昨年349艘の船舶を受注したが、これは2004年の441艘1690万CGTの受注にはるかに及ばなかった。

しかしある分析では、世界の造船建造数は減少しているが、韓国の造船業に対する収益には影響を与えておらず、逆に造船大国の地位を固めたとする。競争は日増しに激化しており、韓国造船業は優秀な生産技術を元手に顧客と価格交渉を行い、船舶価格は海運業の下向きの動きにかかわらず下落せず上昇したのである。

そのほかにも、現代重工、大宇造船、三星重工などの韓国の大手造船メーカーはすでに長期戦略部門を設置し、中国造船業の台頭と同時に、業務の発展の中心を液化天然ガス船舶等の特殊船舶市場に移そうとしている。この種の船舶は資産価値が高く、加えて市場で競争が欠如しており、その生産は韓国の造船業の優勢を支えるのである。

韓国造船メーカーは競争における優位点を認識し、海運業の衰退の時期に世界的な受注額が減少することを恐れない。韓国造船業が今年行う予定の投資総額は1997年以降最高となる見込みである。

香港紙の韓国造船業に対する好意的な報道ですが、反日で売り上げを伸ばしたポータル捜狐にかかると「中国が日本を越えた」記事に変わるようです。ちなみに中国は日本を超え世界第二の自動車「消費」国なんて記事もあがっています。

この船舶受注ですが、2005年の受注残で見ると日本2510万CGT(国別2位)に対して中国1640万CGT(3位)であり、実際の建造数でみると日本840万CGT(2位)、中国360万CGT(3位)であり、「受注数」という都合のよいデータのみ利用し「超えた」と判断しているのがわかります。

もっとも、中国の造船業の発展スピードが速いのは確かです。中国国内に巨大な船舶需要があり、軍を含め顧客が国営等の大企業等が中心ですから有利な環境があります。造船は製造コストに関係する人件費の割合が低い業種で、世界市場で日本が戦うには有利な業種といえると思います。重要な産業であるにもかかわらず自動車や電器等に比べて日本国内の報道は少ないのが残念です。

当初、麻生外相の「台湾殖民教育美化」発言の記事日本外相大放言 台湾の植民教育を美化(中国語)という記事を訳そうと思ったのですが、外相「台湾、植民地時代に教育水準向上」(共同-日経)と同様ですので訳しませんでした。ただよく見ると違いがあり、共同-日経の記事では「台湾の偉い人が」台湾は日本統治時代に識字率等が向上した「国」であると発言したのを「外相が紹介」したのですが、中国語の記事では上記が「外相の発言」となってしまっていて、外相が台湾統治を評価し、台湾を「国」と認めていることになっています。外相が故意に中国側を釣ったのか、共同-日経-中国側が仕掛けたのか、いづれにも取れますが、台湾は重要な軍事地理要素を持つ為扱いは注意をしたほうがいいと思います。

最近は春節(旧正月)の休みで日本がらみの報道が少ないのですが、今日から仕事初めの場合が多く、今後増えていくでしょう。蛇足ですが、日本のメディアの中国報道が減少しているのが私は少し気になっています。
posted by 元祖うぷぷ at 09:49| Comment(11) | TrackBack(0) | 反日記事(産業経済) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、こんばんわ。
いつも楽しく拝見しています。

>麻生外相の「台湾殖民教育美化」発言
ああやっぱり李登輝氏の発言を紹介したのですか?
外相が李登輝氏の発言を知らないはずが無いと思っていました。
これほど良識のある外相でしたら、李登輝氏の願いである「日本の旅」もかなえてもれえますね?
もう李登輝氏も高齢ですから、早く来ていただきたいです。
Posted by 性字評論家 at 2006年02月06日 22:28
像小泉这样的无赖只能用一个办法对付他:

把中文的“厕所”改为“靖国神社”
把中文的“小便”改为“小泉”

按小泉的逻辑,这也是中国人使用或更改中文的自由,不是别国能够指手画脚的!
Posted by at 2006年02月08日 23:55
「小泉さんの靖国参拝についての観点」について

小泉さん見たい馬鹿の人に反論する方法は一つしかない
それは:
中国語の"小便"を”小泉”にし、”便所”を”靖国神社”にすること。

小泉さんの考え方によれば、それも中国人の中国語の使い道であって、外国人は批評・指図することができない

もちろん中国人はそんな馬鹿なことをするはずがない、それは日本の首相としての小泉さんのやり方に限りない
Posted by at 2006年02月08日 23:58

また「北京猪」がご来訪してますね(ww

>>中国の造船業の発展スピード
異論はないですが、問題はその「質」
日本で建造される船舶は概して「高品質・高性能化・省力化」では間違いなく世界トップクラス。
建造数こそ少ないのですが、それを補ってあまりある高い収益性を持つと思います(従兄が因島の某大手造船所に勤務しているので前に見学に行きました)
韓国はそのレベルでは日本に追いついていませんし、いわんや中国の造船レベルは多くが発展途上国向けのド三流品質級シロモノだということを忘れてはいけませんね…。
何しろ、低コスト高品質のうたい文句で鳴り物入りで海外(主としてタイ海軍)「輸出」された「軍艦」でも、機関の故障や低い船体強度等の問題でロクな噂を聞きませんし…。
適当な回数使って「使い捨て」にするなら「中国製船舶」でも良いかもしれませんが…。
Posted by 朝日強制読者 at 2006年02月09日 00:18
ふむ。中国はどこへいきたがっているのだろう?

「私はある市の市長だ。父が共産党員だったおかげで、たいした実力もないが(もちろん謙遜だ!)この地位についている。昔は父子ともども貧乏だったが最近の開放政策でずいぶん豊になった。なぜ、豊になったのか詳しいことはわからないし、いうつもりもない。背広もずいぶんいいものををきるようになった。外車もかった。電化製品はやはり日本製がいい。」

「しかし、最近わからないことがふえた。共産党員でもない奴が、金持ちだから(!)といって共産党への入党が許されるようになった。党のエリートは、党内の役職を放棄して半官半民の企業の経営者へと転職を遂げている。そのうち、プロレタリア出身のわが一族は行き場を失うのではないか?」

本当の話、どこへ行きたいのですか、教えてください。隣人はとても不安です。自由主義経済にはサイクルとして不況が付き物です。そのときのことを考えるとそら恐ろしい。中国は喧嘩する相手を間違えていませんか?
Posted by 木綿木綿 at 2006年02月09日 12:04
たしか今日本は
韓国のような一般船舶でなく
高い技術がいる特殊船舶を主に受注していると聞いたのですが、どうなんでしょうね

そりゃあ量だけなら、費用の安い国で開発したほうがいいですよ
ここから韓国含め、中国がどうなるかですね
Posted by 名無し at 2006年02月09日 18:39
木綿木綿さん、こんにちは

どうやら、中国経済の先行きを心配されているようなので、すこしばかり、私見を述べます。
現在、中国の経済指標等は、資本主義経済的な視点からは危機的な状況を示しているといっていいでしょう。その活発な経済活動は世界経済のバランスをもくずし、中国は今後、世界恐慌の原因になるのではないかと世界各国が恐怖しております。
そして、その解決策は、経済の発展を減速させ、若干の不況を克服しながら、省エネルギー型の産業構造に徐々に転換していくしかないように思われます。
もちろん、中国当局もこのへんは理解しているのでしょうが、まだ、大きな決断はしていないように見えます。あるいは、巨大すぎる中国経済を適切にコントロールする方法が見つからないのかもしれません。駄文、失礼。
Posted by めだか at 2006年02月10日 00:31
中国にはマル経系統以外の経済学は認められているのでしょうか?素朴な疑問です。

学問の基礎がない観念的官僚が経済をいじりだしたらかえって怖いような。でも、みてみたいような・・・。

早めに事業を切り上げて傍観者の立場に逃げるのも一計かな。
Posted by 木綿木綿 at 2006年02月12日 13:52
香港PHX「時事討論」では、「なぜ世界に通用する経済学者が、中国から現れないのか。同じ市場経済なのに。」とディスカッションしていました。党管理下仮想市場経済と自由市場経済を、簡単に同一視する類の厚顔にはうんざりしますが。とりあえず、党独裁を脅かさずに市場経済を活性化できる理論、党独裁こそが市場経済を発展させるという理論、あるいは、マルクスの面子を保ったまま市場経済を維持する理論を待望してるように聞こえませんか。

私は、カレー好きで、その範囲でしかインド人を知りませんが、嫌な印象を持ったことがありません。これからは、こちらのプログに似た体質の、インド系サイトや台湾系サイトを併せて探そうと思っています。
おかげさまで、向こう一世代、中共が絶望的なのは充分解ったので、次を探さないと。

中国人のみなさんも、日本留学より、インドIT留学なんて、いかがですか? インドから日本へ就職している技術者も多いし。その国の人から素直に学びたいと思える、その国に留学するのが一番だと思います。

I suggest Chinese students to study in India rather than Japan. Many Engineers get a job in Japan from India. It will be the best way to study in a country where you'd acceptingly like to learn from its people.
Posted by 愛のプロキシ at 2006年02月13日 01:11
>香港PHX「時事討論」では、「なぜ世界に通用する経済学者が、中国から現れないのか。」

笑わせていただきました。ご教授ありがとうございます。パネラーの姿が瞬間的に脳裏に浮かびました。未見ですが。

彼等の大嫌いなはずの日本軍部が往時やっていた「統制経済」を「市場経済」と強弁できる心臓はさすがですね。曲学阿世の徒の言葉を生んだ本場は違うなぁ・・・。
Posted by 木綿木綿 at 2006年02月13日 10:39
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Posted by at 2010年05月31日 09:24
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