中日韓は東アジア地区で政治的な競争と協力を行ってきた。3ヶ国のパワーゲームの過程では、未だに歴史や文化の複雑な関係が存在し、政治闘争において歴史と文化の交流を無視は出来ない。このように中日韓の3ヶ国の政治関係は非常に複雑になっており、「わだかまりがある」状況となっているのである。
T中華文化圏:日韓の文明に飛躍を指導
1 中華文化圏の解読
中華文化圏は中国を主体とし、ベトナム、朝鮮、日本等の東アジアの国家を含む。様々なものが統一され
有機的に結合した文化社会であり、以下の基本的な特徴をもつ。
・儒学を核心とした中国文化を基礎とする
・中国式の仏教文化の導入と伝播
・中国の政治制度と社会システムを社会運営の基本システムとする
・漢字を導入しその文字から本国の文字を創造する。[詳細]
2 中国は中華文化圏の核心国
古代中国は大中華文化圏の創建者としてこの文化圏において、自然と主導的で核心的な地位を占めた。古代中国の儒家文化はこの文化圏の形成の精神的な基礎となり、古代の日本や朝鮮は中国の広く深い文化から豊富な栄養を吸収した。我々は今でも日本や韓国の政治、文化の中に古代中国文化の痕跡を見ることができる。
3 中国古代政治文化の日本への影響
日本の民族は外国の文化を学習することが得意である。広く深い中華文化に触れ、魏晋南北朝の時代から日本は中国から学び続けた。[詳細]
4 中国の古代文化の朝鮮半島への影響
新羅は朝鮮半島に存在した国である。中華文化圏の中で中華文化の影響を最も受けている。新羅の古代の種族の起源の神話は、センギョク高陽帝の文化と商の文化を元にしている。新羅の歴代の統治者は「事があると中国」の姿勢であり、文物や制度での中華化儒学化が行われ、中国王朝の厳しい封建制度などの制度文化も新羅に重大な影響を与えた。慶州の大陵院等の冠がその証明である。新羅は中華文化を吸収し融合し自己の特徴的な民族文化を形成し、古代の東方文明史において重要な作用を発揮した。
5 文化圏の特徴詳細: 漢字
漢字は古代東アジア地区に通用する国際文字であり、朝鮮、ベトナム、日本の三カ国で長期に渡り、漢字や漢文が使用された。中華文化の影響が及ぶ地方は、全て漢字が伝播したと言える。中華文化圏を「漢字文化圏」と呼ぶ人もいる。
6 文化圏の特徴詳細: 儒学
3〜5世紀には既に、儒学は東アジアの国に伝わり、当地で儒学学派を形成した。 4世紀末、朝鮮半島で3ヶ国が対立する情勢となると、孔子とその学派の思想は朝鮮にも伝わった。
7 文化圏の特徴詳細: 中国化された仏教
中華文化圏で流行した仏教の主なものは中国化された仏教である。この文化圏での経典はインドのもともとの物ではなく、中国で翻訳されたものである。
U近代三カ国の怨念と情仇
1 甲午戦争(訳者注 日清戦争):近代日本は「明治維新」を通じ、軍国主義の道路を走り初めた。その時清朝は依然として古い「天朝上国」の美しい夢の中に居た。日本の軍国主義分子は甲午中日戦争を発動した。これから日本の中国に対する半世紀にも及ぶ武力侵略が始まるのである。[詳細]
2 日本の第二次大戦中の中国侵略と朝鮮半島の植民統治
1942年春、米国大統領ルーズベルトが語った。「もしも中国が無ければ、もしも中国が打ちのめされて居れば、どれだけの師団の日本兵がその他の場所に展開しただろう。彼らはオーストラリアを手に入れ、インドを攻撃しただろう。そして容易にこれらの地域を手に入れ、中東に進みドイツと歩調を合わせ、大規模な反撃を行い、近東で合流し、ロシアを完全に隔離し、エジプトを飲み込み、地中海の輸送線を切断しただろう。」 [詳細]
3 朝鮮戦争により中韓が数十年敵対
第二次大戦後、米国は朝鮮戦争を引き起こした。これらより中韓両国は敵対状態となった。
V歴史に関して: 謹んで記憶するのか忘れるのか
1 中日政治関係中の歴史問題
冷戦終結後、中日両国の矛盾は次第に明らかになり、両国の政治関係の発展には常に台湾問題と歴史問題が存在した。日本は我が国の台湾に半世紀にも渡る長期間植民統治を行っており、台湾問題、参拝問題、教科書問題は、南京大虐殺問題と共に、歴史問題の範疇に含まれるのである。
2 台湾問題: 中日正常化の鍵
台湾問題は、中国の主権、領土保全、国家統一に関する核心利益であり、13億の中国人民の民族感情の問題でもある。中日の国交正常化の過程において、中国側は常に日本側の「一つの中国」の原則への同意を取り、正常化を行った。
3 靖国神社: 日本の軍国主義の招魂社
今年の香港国際映画祭で「靖国神社」と名づけられた映画が人々の関心を引いた。この映画は現在正式に公開はされておらず、正式に完成したわけでもないが、非常に多くの人の注目を浴びている。この映画の何が特別なのか?[詳細]
4 教科書問題: 子孫に歴史を記憶させる
日本の教科書問題は長期に渡る。周知のとおり、日本の文部省は戦後直ぐに行政が教科書の内容を審査できる手段を確立し、特に日本が対外侵略をした問題に対して常に戦争の侵略性を否定するように露骨に介入した。1955年8月、日本の与党民主党(同年自由党と合流して自由民主党となる)が提出した法案は、人々を心配させた。1956年、日本政府は教科書の審査を強化し、教科書調査官制度を開始した。[詳細]
W未解決の韓日領土紛争
1 韓日領土紛争の独島(竹島)紹介
独島は韓国側の呼び方で、日本側は竹島と呼ぶ。西側の日本海の調査探検資料によると、1849年フランスの捕鯨船「リアンクール」号が発見し、リアンクール岩と名付けている。[詳細]
2 韓日領土紛争独島(竹島)問題の由来
512年、新羅王国の智証王が夷斯夫将軍をリーダーとする探検隊を「于山国」に向かわせ、その島を新羅国の属国である「于山国」の管轄の元に置いた。[詳細]
3 韓日が独島の心理戦 韓国の国旗が独島の海底に
韓国海洋水産部と海洋研究院は、国内で技術開発した6000m級の深海に潜ることができる無人潜水艇を利用し、北緯36度40分、東経130度30分の「鬱陵盆地」の海域の2050m海底に23cmX13cmの銅製の太極旗を設置した。[詳細]
4 明治時期の文件が独島の主権が韓国にあると明記
韓国連合ニュースは今年の9月中旬、日本の外務大臣麻生太郎、自民党、民主党、共産党、社民党、公明党に対し「1905年に日本の内閣が独島を島根県に編入したことに対しての質問書」を送付した。質問書では、1877年に明治政府が「大政官指令」で明確に「独島と鬱陵島は日本の領土ででない」と認めたことを指摘している。[詳細]
相変わらず日本人=変態とするような記事日本の路上での裸体行為(中国語/写真付)や、日系の携帯電話が中国で全敗(中国語)のような自意識を満足させるものは定期的に出るのですが、面白い反日記事がありません。今回の反日情報統制、結構力が入ってますね。どうせなら、南京大虐殺を題材にした映画の制作をしている在米の反日戦士達も処理したほうがいいと思いますが。これ以上日本の世論を刺激するとさらに核議論も深まりますよ?
さて、今回はソース(中国語画像有)のタイトルの横の中韓日の国旗をあしらった画像がナイスな中華思想が感じられる真面目な記事を訳して見ました。競争、協力、影響等の言葉を使ってソフトに仕上がっています。人民にこの手の話をさせると、属国、劣等、中国が全て発明起源で、周辺国は全て真似といった話になるんですが。
記事中では古い「天朝上国」の美しい夢の中に居た当時の清朝を批判していますが、今でも同じ状況であることに気が付いてませんね。歴史を誇るのは結構ですが、誇りすぎると現実が見えなくなりますよ。