2006年11月27日

中日韓の100年の政治解読

捜狐地球 2006年11月25日 ソース画像有(中国語)


中日韓は東アジア地区で政治的な競争と協力を行ってきた。3ヶ国のパワーゲームの過程では、未だに歴史や文化の複雑な関係が存在し、政治闘争において歴史と文化の交流を無視は出来ない。このように中日韓の3ヶ国の政治関係は非常に複雑になっており、「わだかまりがある」状況となっているのである。

T中華文化圏:日韓の文明に飛躍を指導

1 中華文化圏の解読

中華文化圏は中国を主体とし、ベトナム、朝鮮、日本等の東アジアの国家を含む。様々なものが統一され
有機的に結合した文化社会であり、以下の基本的な特徴をもつ。
・儒学を核心とした中国文化を基礎とする
・中国式の仏教文化の導入と伝播
・中国の政治制度と社会システムを社会運営の基本システムとする
・漢字を導入しその文字から本国の文字を創造する。[詳細]

2 中国は中華文化圏の核心国

古代中国は大中華文化圏の創建者としてこの文化圏において、自然と主導的で核心的な地位を占めた。古代中国の儒家文化はこの文化圏の形成の精神的な基礎となり、古代の日本や朝鮮は中国の広く深い文化から豊富な栄養を吸収した。我々は今でも日本や韓国の政治、文化の中に古代中国文化の痕跡を見ることができる。

3 中国古代政治文化の日本への影響

日本の民族は外国の文化を学習することが得意である。広く深い中華文化に触れ、魏晋南北朝の時代から日本は中国から学び続けた。[詳細]

4 中国の古代文化の朝鮮半島への影響

新羅は朝鮮半島に存在した国である。中華文化圏の中で中華文化の影響を最も受けている。新羅の古代の種族の起源の神話は、センギョク高陽帝の文化と商の文化を元にしている。新羅の歴代の統治者は「事があると中国」の姿勢であり、文物や制度での中華化儒学化が行われ、中国王朝の厳しい封建制度などの制度文化も新羅に重大な影響を与えた。慶州の大陵院等の冠がその証明である。新羅は中華文化を吸収し融合し自己の特徴的な民族文化を形成し、古代の東方文明史において重要な作用を発揮した。

5 文化圏の特徴詳細: 漢字

漢字は古代東アジア地区に通用する国際文字であり、朝鮮、ベトナム、日本の三カ国で長期に渡り、漢字や漢文が使用された。中華文化の影響が及ぶ地方は、全て漢字が伝播したと言える。中華文化圏を「漢字文化圏」と呼ぶ人もいる。

6 文化圏の特徴詳細: 儒学

3〜5世紀には既に、儒学は東アジアの国に伝わり、当地で儒学学派を形成した。 4世紀末、朝鮮半島で3ヶ国が対立する情勢となると、孔子とその学派の思想は朝鮮にも伝わった。

7 文化圏の特徴詳細: 中国化された仏教

中華文化圏で流行した仏教の主なものは中国化された仏教である。この文化圏での経典はインドのもともとの物ではなく、中国で翻訳されたものである。


U近代三カ国の怨念と情仇

1 甲午戦争(訳者注 日清戦争):近代日本は「明治維新」を通じ、軍国主義の道路を走り初めた。その時清朝は依然として古い「天朝上国」の美しい夢の中に居た。日本の軍国主義分子は甲午中日戦争を発動した。これから日本の中国に対する半世紀にも及ぶ武力侵略が始まるのである。[詳細]

2 日本の第二次大戦中の中国侵略と朝鮮半島の植民統治

1942年春、米国大統領ルーズベルトが語った。「もしも中国が無ければ、もしも中国が打ちのめされて居れば、どれだけの師団の日本兵がその他の場所に展開しただろう。彼らはオーストラリアを手に入れ、インドを攻撃しただろう。そして容易にこれらの地域を手に入れ、中東に進みドイツと歩調を合わせ、大規模な反撃を行い、近東で合流し、ロシアを完全に隔離し、エジプトを飲み込み、地中海の輸送線を切断しただろう。」 [詳細]

3 朝鮮戦争により中韓が数十年敵対

第二次大戦後、米国は朝鮮戦争を引き起こした。これらより中韓両国は敵対状態となった。


V歴史に関して: 謹んで記憶するのか忘れるのか

1 中日政治関係中の歴史問題

冷戦終結後、中日両国の矛盾は次第に明らかになり、両国の政治関係の発展には常に台湾問題と歴史問題が存在した。日本は我が国の台湾に半世紀にも渡る長期間植民統治を行っており、台湾問題、参拝問題、教科書問題は、南京大虐殺問題と共に、歴史問題の範疇に含まれるのである。

2 台湾問題: 中日正常化の鍵

台湾問題は、中国の主権、領土保全、国家統一に関する核心利益であり、13億の中国人民の民族感情の問題でもある。中日の国交正常化の過程において、中国側は常に日本側の「一つの中国」の原則への同意を取り、正常化を行った。

3 靖国神社: 日本の軍国主義の招魂社

今年の香港国際映画祭で「靖国神社」と名づけられた映画が人々の関心を引いた。この映画は現在正式に公開はされておらず、正式に完成したわけでもないが、非常に多くの人の注目を浴びている。この映画の何が特別なのか?[詳細]

4 教科書問題: 子孫に歴史を記憶させる

日本の教科書問題は長期に渡る。周知のとおり、日本の文部省は戦後直ぐに行政が教科書の内容を審査できる手段を確立し、特に日本が対外侵略をした問題に対して常に戦争の侵略性を否定するように露骨に介入した。1955年8月、日本の与党民主党(同年自由党と合流して自由民主党となる)が提出した法案は、人々を心配させた。1956年、日本政府は教科書の審査を強化し、教科書調査官制度を開始した。[詳細]


W未解決の韓日領土紛争

1 韓日領土紛争の独島(竹島)紹介

独島は韓国側の呼び方で、日本側は竹島と呼ぶ。西側の日本海の調査探検資料によると、1849年フランスの捕鯨船「リアンクール」号が発見し、リアンクール岩と名付けている。[詳細]

2 韓日領土紛争独島(竹島)問題の由来

512年、新羅王国の智証王が夷斯夫将軍をリーダーとする探検隊を「于山国」に向かわせ、その島を新羅国の属国である「于山国」の管轄の元に置いた。[詳細]

3 韓日が独島の心理戦 韓国の国旗が独島の海底に

韓国海洋水産部と海洋研究院は、国内で技術開発した6000m級の深海に潜ることができる無人潜水艇を利用し、北緯36度40分、東経130度30分の「鬱陵盆地」の海域の2050m海底に23cmX13cmの銅製の太極旗を設置した。[詳細]

4 明治時期の文件が独島の主権が韓国にあると明記

韓国連合ニュースは今年の9月中旬、日本の外務大臣麻生太郎、自民党、民主党、共産党、社民党、公明党に対し「1905年に日本の内閣が独島を島根県に編入したことに対しての質問書」を送付した。質問書では、1877年に明治政府が「大政官指令」で明確に「独島と鬱陵島は日本の領土ででない」と認めたことを指摘している。[詳細]

相変わらず日本人=変態とするような記事日本の路上での裸体行為(中国語/写真付)や、日系の携帯電話が中国で全敗(中国語)のような自意識を満足させるものは定期的に出るのですが、面白い反日記事がありません。今回の反日情報統制、結構力が入ってますね。どうせなら、南京大虐殺を題材にした映画の制作をしている在米の反日戦士達も処理したほうがいいと思いますが。これ以上日本の世論を刺激するとさらに核議論も深まりますよ?

さて、今回はソース(中国語画像有)のタイトルの横の中韓日の国旗をあしらった画像がナイスな中華思想が感じられる真面目な記事を訳して見ました。競争、協力、影響等の言葉を使ってソフトに仕上がっています。人民にこの手の話をさせると、属国、劣等、中国が全て発明起源で、周辺国は全て真似といった話になるんですが。

記事中では古い「天朝上国」の美しい夢の中に居た当時の清朝を批判していますが、今でも同じ状況であることに気が付いてませんね。歴史を誇るのは結構ですが、誇りすぎると現実が見えなくなりますよ。
posted by 元祖うぷぷ at 14:16| Comment(8) | TrackBack(1) | 反日記事(政治歴史) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月18日

日本版西遊記の中国ロケに許可 ネットユーザーはクソ扱いしていると厳しく非難

中国新聞網 2006年11月17日 ソース(中国語)


[概要]日本の某社が投資した「西遊記大戦金角銀角」が国家広電総局の批准を受け、制作チームの我が国での撮影が許可された。この映画は日本の漫画の風格である「クソ」路線となっており、三蔵法師が女優によって演じられ、多くの中国のネットユーザーから「余りに酷いやり方」で、受け入れられないとされた。あるネットユーザーは、「クソ」の国家広電総局に反感を持ち、日本人にクソ許可書を発行したのかとする。他人による民族文化の古典のクソ扱いを許せるのか?


捜狐調査-------------------------------

1、「西遊記大戦金角銀角」の国内での撮影を許せるか?

A 絶対に許せない! 「西遊記」は中華民族の国粋であり、クソ扱いは許せない!この映画は酷く原作から乖離しており、人物のイメージを歪曲して損なっている。余りに酷い!我々は決して他人による民族文化の古典のクソ扱いを許してはいけない!

B 許せる。いかなる人、いかなる民族でも、世界各国の古典を自分なりに理解し、表現することができる。これはシェークスピアの劇が模倣され、改造されたのと同様であり、受け入れられないこととは言えない。問題がないことを民族感情と結びつけてはいけない!

2、中国に名著を保護する為の立法が必要か?

A 必要。名著は中華民族の優秀な文化歴史遺産であり、我々の値段がつけられない財産である。「西遊記」は既に国外でゲームの名前として商標登録されている。我々は行動を起さなければならない!

B 不要。そのような規則は間違えている。その種の規則は再創作の革新性を奪ってしまう!

C 分からない
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日本版西遊記の中国ロケ許可が論争に ネットユーザーは原作と著しく乖離し人物のイメージを歪曲して損なうと厳しく非難

ネットユーザーが広電総局が民族文化の古典のクソ扱いを
許容していると非難

「奴らにもう我々の名著をクソ扱いさせるな」、「開放された中国は寛容の態度でのぞむべきだ。彼らが来て撮影したいなら来させればよい」、「名著でも改造することはできる。ただ、むやみに変更すべきではない」・・・。ネットでは連日に渡り「日本映画版"西遊記"の中国ロケ許可」に対する激しい論議が行われた。特に三蔵法師を女優が演じ、日本の漫画の風格である「クソ」路線となることに対し、多くの中国のネットユーザーが古典に対する侮辱であり、受け入れられないとし、登場人物のイメージに対するクソ扱いを「余りに酷いやり方」とした。あるネットユーザーは、「クソ」の国家広電総局に反感を持ち、日本人にクソ許可書を発行したのかとする。他人による民族文化の古典のクソ扱いを許せるのか?

日本版「西遊記」寧夏ロケ開始

ネットの論争のきっかけになったのは以下の報道である。「日本の某社が投資した"西遊記大戦金角銀角"が国家広電総局の批准を受け、制作チームの我が国での撮影が許可された。横店、寧夏、湖南、甘肅、安徽、広西、内モンゴルで撮影が行われる予定で、現在既に寧夏に移動している。孫悟空を演じる日本の俳優はかつて"今年もっとも輝いた主演男優"に選ばれたことがある。」

日本は20世紀の初めに既に「西遊記」を原作とした作品を制作しており、その数は既に100本に上る。ドラマは、78年、93年、94年、今年と4回テレビ放送がされている。

欲しいがままのクソ扱いに対して厳しい非難

今回の日本の映画版「西遊記」が中国で撮影される情報が流れると、中国の多くのネットユーザーの厳しい非難を受けた。その原因は、テレビドラマと同様に原作から著しく乖離し、登場人物のイメージを歪曲して損なっているからである。今年のカンヌ国際映画祭でも宣伝が行われ、孫悟空役の日本の俳優香取慎吾が孫悟空の衣装をまとい、砂浜で猿芝居を打った。その報道がなされ、映画の内容が「西遊記」を歪曲しているものであり、孫悟空が神経質でミニスカートを履いていることは、多くの中国のネットユーザーの不満を引き起こした。

あるサイトの「日本が"西遊記"を中国で撮影することに関して」の調査によると、82%のネットユーザーがこれに反対しており、その理由として「西遊記」は中華民族の国粋であり、クソ扱いは許されないことを挙げた。ネットユーザー「丹珠雅竃」は、日本版の映画「西遊記」が酷く原作の主題を破壊しており、これは中国人の感情を傷つけるとする。その例として、孫悟空が「ミニスカート」を履き、神経質に扱われてることをあげる。

ブログ主bacon8474は、中国人の「西遊記」のクソ扱いに対する憂慮が不足しているとし、誰もが三蔵法師が女であるとは認められないだろうと指摘した。日本は中国の古典名著を侮辱し、フランスの国際映画祭で目立とうとする。広電総局は"クソ"「西遊記」を世界に広めるために日本に便宜を図ると言うのか?

文化遺産を「遺恨」にしてはならない

ネットユーザーの「古典を侮辱され、国家の尊厳を損なった」とする考え方に対して、ブログ主魏英杰は、「西遊記」は中国の古典であり、外国の文化が加わっても、「文化財産権」が喪失するわけではないと指摘する。古典は文化を代表し、当地の伝統文化と一体化しているものであり、いかなる人、いかなる民族でも、世界各国の古典を自分なりに理解し、表現することができるとする。グローバル化が進展している現在、積極的にグローバル化の過程に参加することで、民族と国家の文化競争力を高めることが可能となり、伝統文化に活力を与えることができるとする。

しかし、グローバル化が進むと同時に、中国の文化遺産の保護をどのように強化してくかに直面している。専門家は、国外との文化交流が拡大するにつれ、中国を題材とした作品が国外の画面や銀幕に映し出されることが予想され、それらによる歪曲が日増しに高まるだろうとする。「西遊記」を含めた中国の四大古典名著は、中華民族の優秀な文化歴史遺産であり、我々の値段がつけられない財産である。現在、内容が出鱈目に改竄されるだけでなく、「西遊記」は既に外国企業にゲーム商標として登録されてしまっている。多くの知識人は、中国は早急に名著を保護する為の法律を制定し、中国の文化遺産を「文化遺恨」にしては成らないとアピールした。

更新が少なく、申し訳ありません。

さて、まず上段にあるアンケート結果ですが、予想通り両設問共「A」の回答が9割と成っています。

長い割には内容がない文章です。簡単に要約すると神経質でミニスカートを履いた孫悟空と女優が演じる三蔵法師を制作した日本人が気に食わないわけですね。

西遊記は中国の四大名著(三国志、水滸伝、西遊記、紅楼夢)の一つとされています。この四大名著のうち紅楼夢は、日本でアダルト向けゲームにされたという報道が9月ごろから繰り返されています(ソース中国語写真あり)。三国志と水滸伝は日本のゲームメーカーが商標権をもってますね。まぁ反日戦士にしてみれば気に食わない状況でしょう。

この記事は日本人=クソの印象付けをしていますが、日本人=猥褻、歪曲、変態といった印象付けの細かな写真やブログ記事等は反日記事が減る中、まだまだ沢山あるようです。たとえば、日本人女性芸術家が母乳で作画(中国語、写真有り)等は非常に多くの反日戦士達のブログに転載され、日本人=猥褻、変態のよい題材となっているようです。ちなみにこの写真、北京の東京画廊の前で撮られたもののようですが、この女性が誰なのか、日本人なのかは分かりませんでした。
posted by 元祖うぷぷ at 22:57| Comment(24) | TrackBack(0) | 反日記事(文化) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月06日

日本のネット右翼が中韓を攻撃 社会からの批判も効果なし

新華網 2006年07月01日 ソース(中国語)


ここ2年程、「ネット右翼」と呼ばれるグループが日本で形成されてきている。彼らはパソコンのモニターの後ろに横たわり、感情的な言葉で猛烈に中国や韓国などの近隣を攻撃し、心の中の不満をぶちまけている。この種の特殊なグループの出現は、多くの人の注目を集め、日本社会の主流からは批判を受けている。

すべての歴史を正視する観点に対して攻撃

「ネット右翼」この言葉は、昨年には既に日本のメディアに出現した。日本のNHK、TBS等は特集番組で報道している。今年の5月14日、日本の「毎日新聞」はネットとナショナリズムに関する討論を掲載した。日本の有名なジャーナリストである佐々木俊尚は「日本には"ネット右翼"が存在する。ネット上の掲示板やブログ等で"南京大虐殺は好いことではない"等と記述すると、彼らに猛烈な攻撃を受けることになる」とし、これらの者を「ネット右翼」と呼ぶことを提案した。

各方面の報道を見る限り、日本の「ネット右翼」は対外関係に対しての主張を行っている。彼らの共通の特徴は「ネット上で中国や韓国に対する右翼言論を発表する」ことであり、自己と対立する左翼の観点に関しては徹底的に匿名で攻撃し、相手のサーバーを麻痺させることすらある。

「ネット右翼」の言論が一番多く、一番過激なのは有名な「2ch」である。中国、韓国などの隣国に関する言論は過激であり、日本の侵略の歴史を最も過激に否定している。「2ch」のWebページを開くとすぐに、中国を中傷する各種のスレッドがあり、その中を見ればすべての物がそろっている。

あるメディアが靖国神社参拝に反対をする記事を載せたり、ある記者が日本は歴史を正視し、侵略を反省するべきとの評論を載せると、「2ch」では「売国奴」と罵られ、あくどい攻撃をされる。「毎日新聞」の政治部記者清宮克良が「村山談話」に賛成し、過去の侵略に対して反省と謝罪を表明すると、すぐに過激な批判を浴びる。これらの「ネット右翼」は韓国に対しても敵意十分で、韓国は反日教育をすべきでない等とする。また韓国人とは「相容れない」とする者もいる。

「ネット右翼」はネット上に偽の情報を流し、最悪の影響を与えている。昨年10月、長崎市のプログラマー山本隆博が日本の共同社の名前を盗用し、ヤフージャパンのWebサイトに偽の情報を掲載した。その偽情報は「米国の国防総省が18日、日本の沖縄に中国軍が侵入した」という内容で、共同社米国18日電とされた。偽情報を真に受け、日本のネットユーザーの多くに戦慄が走った。日本の警視庁は著作権侵害と名誉毀損で山本を逮捕した。

負け組みのグループ

「ネット右翼」が日本の多くの民衆の注目を浴びたのは、小倉秀夫弁護士が5月5日の「朝日新聞」に投稿した記事で、「ネット右翼」の現状の分析と暴露を行ったことによる。小倉は、「ネット右翼」を一種の社会現象であるとし、具体的な組織の関与を否定した。「ネット右翼のグループは、一時的な興奮で議論に参加する人により増加しており、言論はますます過激になっている。ネット上の保守掲示板は既に異なる意見に対する寛容をなくしている」と指摘した。

ある30代の自称「ネット右翼」は「朝日新聞」の取材に答え、かつて小説を出版したことがあるが、現在は職がなく、父母と同居し、昼夜が逆転してる生活をしているとした。また、ある関西に住む30代の教師は自分のブログと掲示板で匿名で、朝鮮に対して弱い態度を採る評論家やメディアに対して攻撃をしている。「我々は"左翼"の観点を批判しているが、そもそも発言の場所がなかった。ネットの普及は我々が鬱憤晴らしをする突破口になった」と不満を述べた。

「日本新華僑報」は6月6日、このグループに対するより詳しい分析記事を掲載した。記事によると日本の「ネット右翼」には複数の特徴がある。まず、彼らの活動方式は1960年代の日本の学生運動とは異なっている。彼らは街に出ることも、ビラを配ることもなく、ただネットの奥で自己に陶酔している。次に、彼らは流されている者が緩やかに結合したものであり、信仰も「献身」の熱情もない。彼らを「右翼」と呼ぶべきでなく、「風に流されている」グループといえる。彼らは「嫌左」「嫌中」「嫌韓」であり、ただたんに一種の感情をぶちまけているだけである。ネット右翼の相当の部分は「弱者グループ」であり、彼らは小泉による改革により得る物が無く、日増しに拡大する貧富の差により負け組みに追いやられ、その意識の喪失感を補充する為、「ネット右翼」としてネット上で自由に連想し、鬱憤を晴らし、自分が国家の命運を担った主人公になったような気になっているのである。

「ネット右翼の存在は悲しい現実」

日本の社会の主流は「ネット右翼」に対して基本的に批判的な態度を採っている。記者が取材した複数の日本人は皆、「ネット右翼」のやり方を支持しないとしている。東京に住む30才の女性は記者の取材に対し「ネット右翼が日本に存在することは悲しい現実です」とした。彼女は、この種の現象は日本の若年層が自信を失い、ネット上で反中、反韓等の排他的な言論を行うことにより、自己の存在を証明し、自己が一人の日本人であるとの感じていると指摘した。「だから、私はネット右翼の出現は日本の若年層の自信不足の表現だと思うのです」と続けた。

21才の日本の青年は、日本人の性質により、彼らが匿名の発言を好んでいるとした。日本では一般的に他人と意見を同調する空気があり、「ネット右翼」の多くは他人の受け売りをしているだけであるとする。赤信号皆で渡ればと同じで、他人と同じなら自分も恐くないと考えていると指摘する。

ある専門家は、日本の若年層で貧困者が益々増加しているとし、生活に不安がありネットを通じて生活の不満をぶちまけているとする。小泉が政権をとって以来、日中、日韓の関係が大きく損なわれ、日本が孤立していることが、これらの者の心理を逆上させていると指摘する。また、中国や韓国に対する理解不足、歴史に対する無恥が「ネット右翼」が増加する重要な原因となっている。

その威嚇を強調しすぎるべきでない

日本の「ネット右翼」のWebサイトの数量の確実な統計はまだ出ていない。しかしメディアによると、日本全国の右翼政治団体は900ほどあり、彼らは皆自己のWebサイトを持っており、これらのサイトが「ネット右翼」の主要な拠点となっている。これらのWebサイトでは戦争を美化し、軍国主義の精神を宣伝している。たとえば、靖国神社、特攻隊戦没者慰霊平和記念協会等のサイトや、侵略の歴史の否定を主題とする自由主義史観研究会や新しい歴史教科書をつくる会等のサイトである。

専門家はこれらの「ネット右翼」は客観的に日本の右翼政治家に支持を提供し、中日の民間感情の悪化をおこすだろうとする。しかし、現在の「ネット右翼」は思想レベルに留まっており、大規模な現実的な運動とはなっていない。これは極一部の日本人の感情的な表現であり、その威嚇を強調するべきではないだろう。
駐日本特約記者林梦葉

今年7月に掲載された古い記事です。面白い反日記事が無かったので、ストックから訳してみました。

「ネット右翼」に対するレッテル張りの嵐ですね。具体的な内容で勝負できない場合の印象操作の代表的な方法でしょう。公開されている記事は人民に対する教育用ですから、ネット右翼=一部の右翼団体や政治家に流された低レベル層とし、善良な日本の民衆と分けて中日友好であるといった論調にしてますね。

但し、中共の上層部はここまで日本の世論を読み間違えてはいないでしょう。ネットでは最近、各掲示板等で日本語が不自由な発言が散見されますし、人気の「右翼」ブログに対して目立たせないようにするような工作も見られます。相当気になってはいるのでしょう。

最近、朝鮮総連、部落解放同盟、創価学会といった数年前ならネット上でしか批判できない団体に対する批判や、改憲、核兵器の保持の議論等がメディアで始まっています。ネット、メディア、社会の世論がますます近づいているのでは無いでしょうか。そういえば最近、近くの小学校のクラブ活動で子供達が「日の丸」の演奏をしているのを目撃しました。私が中国に行っていた間に本当に変わったんだなあと感じました。

私がこの記事で気になったのは、「匿名」にこだわっている点です。この種の「ネット右翼」の言論を抹殺するには個々に潰すしかないですからね。きっとこの方向で対日工作をしてくるのだろうと思われます。時既に遅し。成功するとは思いませんが。
posted by 元祖うぷぷ at 12:54| Comment(12) | TrackBack(4) | 反日記事(日本国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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