環球時報 2006年08月23日 ソース(中国語)
環球時報 駐日特約記者 林梦葉
暴徒はその場で切腹 日本の過激分子が連続してロシア人を殺害
日本の漁民が係争のある海域でロシアのパトロール中の海軍に射殺された事件は日本に大きなショックを与えた。ここ数日、日本は悲痛な空気と憂慮と憤怒が蔓延している。現在まだ、日本の3名の漁民がロシアに拘留されたままである。連日、メディアは家族の悲痛な表情を絶え間なく放送し、日本の過激分子に火をつけた。たった数日で2名のロシア人が日本で殺害され、「漁民事件」との関係が疑われている。これらの「復讐」行動は、既にロシアで高い感心が注がれている。
ロシアは強硬 日本はなすすべ無し
19日、殺害された漁民の遺体が日本に戻され、日本の各テレビ局は遺体の引渡し儀式を放映した。引渡し時にはちょうど雨が降り、アナウンサーの声がその悲痛な空気をさらに誇張した。死者の妻の泣き声が、人々を悲しませた。
外務省のアナリストは、ロシアの大統領プーチンは国境警備を重視して領土を保全する方針で、今後このような事件が発生しないように、ロシアが直ぐに拘留されている3名の漁民を釈放することは無いと指摘する。以前にもロシアが長期にわたって日本の漁民を拘留した事件が発生している。「読売新聞」は社説で、ロシアの態度は強硬で、日本政府は事実上「なすすべ無し」の状態であると指摘する。日本政府は外務副大臣塩崎をモスクワに派遣したが、ロシアの外務大臣との会見のスケジュールは立っていない。
小泉のロシア政策に爆撃
日本のメディアと国民はロシアの強硬な態度に不満を表明すると共に、小泉のロシア政策に対しての批判の声を高めている。「産経新聞」は社説で、塩崎副大臣が自らロシアに向かったものの、拘留されている漁民はまだ釈放されておらず、領土問題でロシアが日本に強硬な態度を取ることが再度確認できるとし、小泉首相か5年間の在任期間に北方領土問題を重視せず、この空白の5年が次の政権の重い課題となったと指摘した。民主党の幹事長鳩山も公で小泉政権の領土政策を批判した。鳩山はロシアは既に歯舞、色丹の2島の返還を先に返還する意向を示しているにもかかわらず、小泉政権がこの事実を無視していることが、このような惨劇が発生した原因であるとした。「フジテレビ」は20日、射殺された漁船の船長坂下登が日本政府に対し、政府が抗議しても、ロシアで拘留されている漁民は釈放されていないと不満を述べた。
ロシア人が日本で連続して惨殺死
この種の不満は日本の民間で蔓延し、さらに極端になっている。日本の漁民が殺害された事件が発生して以来、2名のロシア人が日本で殺害されている。ロシアの駐日外交官は18日、1名のロシア人男性が日本で喉を切られて死亡したと発表した。被害に遭った男性は中古車ブローカーのセルゲイ・デニソフ氏(42)と見られ、彼はロシア国籍と共にチェコ国籍ももつ。彼の死体は17日東京の西北方向にある新潟市のコンテナの中で発見された。発見時彼の両手は縛られており、喉が切断されていた。それより1日前、47歳の日本人男が神戸のナイトクラブで刀を使い22歳のロシアのダンサーであるシェレパノワ・アナスタシアさんを刺し殺した。当時シェレパノワ・アナスタシアさんはこの日本人男の傍におり、2人し何か話しをした後、シェレパノワ・アナスタシアが彼から離れようとしたが、この男が迫った。シェレパノワ・アナスタシアさんは必死に抵抗したが、男は突然刀を取り出し、彼女の腹と胸に数箇所切りつけた。犯行後男は、「責任を取るからな」と言って自分の腹を切った。この2つの事件は日本の民間による「漁民事件」に対する復讐と見られている。
現在、この2つの殺人事件は調査が行われている。ロシアの一部のメディアは「日本人が漁民の仇打ち」「日本でロシア人殺害が盛り上がり」等とロシア人が日本で殺された事件を報道した。この2つの殺人事件がロシアの民衆の仇日感情を増幅され、両国関係の発展の障害となることが心配される。
ロシア人男の事件に関しては遺体のロシア人 仕事上のトラブル?(朝日)等で報道されてますが、何かしらの同胞とのトラブルでしょう。そもそも(漁民殺害事件の前の)10日に失踪してますね。ロシア人女の事件に関しては神戸のキャバレーで客がロシア女性刺殺(ニッカンスポーツ)等で報道されてますが、キャバレー嬢に恋した中年男性の事件でしょうか。両事件は今後捜査により明らかにされるはずですから、その後、ロシアの日本大使館は故意に煽ったロシアの各メディアに対して厳重に抗議すべきでしょう。
反日記者による記事でしょうが、うまく継ぎはぎして、日本人がなかなか思いもつかない報道をするものです。
ロシア政府の態度は中共と同様ですが、ロシアの民間が直ぐに「遺憾」を表明しましたね。この辺は日本人を分析したうまいやり方でしょう。自己主張するばかりの中共にかけている部分です。
加藤氏の自宅に在日右翼と思われる男が放火した事件もそうですし、米国との牛肉の問題でもそうでしたが、どうも裏で煽っている、もしくは暗躍している勢力がいるような気がします。漁夫の利を得ることに長けた勢力が。最も何の根拠も証拠もありませんが。
さて、人民の反応ですが、このニュースをそのまま信じ込み、当然「中国もロシアに見習え」の大合唱です。まぁ、日露のメディアを煽って両国関係を悪化させるのはともかく、中国国内でこの報道を行うのはあまりよくない気もします。知りませんよ、外国人排斥運動に結びついても。歴史は繰り返しますからね。