2006年05月28日

「漫画外交」も日本のイメージを救うことはできない

中国新聞網 2006年05月17日 ソース(中国語)


韓流がアジアから世界に至るまで席巻する前に、日本の文化がアジア人の心をとりこにしていたことがある。

韓国の「チャングナムの誓い」より早く、日本の「おしん」がアジア人の心を動かした。日本のドラマ「おしん」は貧乏であるが働き者のおしんが厳しい環境の中、強い意志と信念で必死に生きていく話で、当時非常に多くのアジアの女性を啓発したのである。

今日、おしんのような女性は既に歴史となった。しかし、新たな日本のドラマもやはり積極的に人の心を励まし、向上させ、「小さなネジの精神」を発揚する。悲惨で、運命に翻弄され、論理関係が複雑で錯綜する韓国ドラマと比べ、日本のドラマはリズミカルで、温和で、ユーモアを失わない。日本のドラマは韓国ドラマが大流行する前からアジアに浸透していたのである。

日本のドラマ以外にも、アニメ、映画、小説等、韓国風が吹く前から、既にアジアでは日本の風が「吹き続けて」いたのである。

もしも君が、アニメの巨匠宮崎駿の作品を見たことがあるならば、これらの作品の中の主人公と、当時アジアの多くの国家で、殺人を繰り返した日本の蝗軍と同一の民族であることを結び付けられないであろう。

「トトロ」であれ「魔女のキキ」であれ「千尋」であれ、善良の美しさを謳歌し、自然や文化に触れることで、本能的に人々の歴史の悲惨な記憶を洗い流し、人々の心を開かせ、(大和)民族が間違いを認め、心から許しを願っていると人々に思わせるのである。

しかし、日本はこのソフトの実力を使いきらず、韓国の後塵を拝した。

現在日本のアジアにおけるイメージは好くない。鷹派の外務大臣麻生太郎はなんと突如「漫画外交」を展開するとした。これは日本の漫画とアニメの世界的な民衆文化への影響力を利用し、世界各地の民衆の心を掴み、特に中国人の心を掴もうとしている。

しかし、日本のイメージの損失に対しては、鷹派の政府が責任を取るべきである。小泉は首相就任以来毎年靖国神社を参拝し、右翼組織が歴史教科書を修正して第二次大戦の侵略の歴史を美化し、当局が横暴に他国の領土主権を奪い取ることは、全て被害を受けた国の人民の感情を傷つける。日本政府のこれらの挙動は、人々に当時の軍国主義の復活を心配させ、人々の日本文化に対するよい印象を全て抹殺するのである。

麻生が漫画外交を進めるよりも、日本政府の強行な態度を改め、歴史に誠実に向かい、挑発しないことが、日本のイメージ向上になるのである。(マレーシア「星洲日報」蔡思潔)

マレーシアの華僑新聞の記事です。この記事も少し古いです。ご了承下さい。

韓国ドラマとおしんが出てきてますね。日本では極一部の人の間で盛り上がった韓国ドラマですが、こちらでは大流行していました。要因は記事の指摘とは全く逆で「単純」である点でしょう。中国の一般人民は日本の一般国民より思考が単純ですし、その人民よりも韓国人の方がさらに単純ですので、基本的に韓国ドラマも非常に単純な流れで誰にでも受け入れやすいものとなっています。最も、最近は日本のおしん、白い巨塔等が放送され、その単純な内容に反発する一部から熱烈な歓迎と高い評価を受けています。

韓国ドラマが流行る別の要因としては、韓国政府の文化輸出政策で版権料が格安であることもありますが、当然中共のバックアップがあります。中央テレビでかなりの枠を取って放送しているわけですし。既に北朝鮮が経済的に中国の再属国と化していますが、この韓流は(中国に比べて)高い技術をもち、日本の政界に対して強い力を持つ韓国の再属国化の為の一つの布石ではないかと思われます。

中共は現在、漫画、アニメ産業に国策として特に力を入れています。最近はテレビでも随分中国国産のアニメが放送されるようになりました。その特徴としては、中国の古い時代を背景にした作品が多く、教育的な要素が強いものが多いことがあげられると思います。つまり、人民の為の教育、プロパガンダ用ですね。今後は恐らく「抗日英雄」系の作品が出てくることでしょうし、それらの作品を華僑が力を持つアジアの各地に提供し、子供のうちからの教育に熱心に取り組むことになるでしょう。中共が漫画、アニメ産業に国策として特に力を入れるのは当然経済文化的な利益の追求だけではないでしょう。

この記事の記者ですが、自身が教育されて知っている「歴史」という名前のプロパガンダの中の日本人と、現実の日本人の間に矛盾が生じ、ますます頑なに「歴史」を信じるよい例だと思われます。ここで、現実の日本を知り理解し、「歴史」を疑うことができれば、束縛から解放されるのですができてませんね。

諸外国向けに日本の文化を発信することはよいことですが、特に中国人に対して言えば、自己矛盾を引き出すだけの可能性もあります。「哈日族」と呼ばれる中国人でも、「歴史」を重視していないだけで、「歴史」を信じていますし、「歴史」を疑う力を持ってはいません。


posted by 元祖うぷぷ at 13:44| Comment(51) | TrackBack(1) | 反日記事(文化) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月27日

日本文化を暗に含む AMDが新CPUにYAMATOと命名し議論に

第一財経日報 2006年05月16日 ソース(中国語)


本紙記者王如晨 上海電

「第一財経日報」はCPUの巨頭インテルのプラットフォーム戦略に対抗する為、AMDが昨年末に2006年の第2四半期、全世界でYAMATOと名づけられたモバイルプラットフォームを発売すると発表した。これはインテルのセントリノの概念と同様である。しかし、このまだ発売していない商品の命名に関して、AMDは異常状態に陥る可能性がある。

「YAMATO」が議論に

議論となっているのはYAMATOという単語である。英中辞典によると、n.大和人、日本人の祖先、日本人、日本民族 adj.日本人の、大和民族のとある。明らかにYAMATOは日本国と日本民族を指す言葉なのである。

第2次大戦時、日本の大和級「YAMATO」戦艦は太平洋戦争中の日本海軍連合艦隊の旗艦で、行きの燃料だけを積んで米国海軍を攻撃し、米軍に攻撃され、沈没し現在は海底に沈んでいいる。

ある日本語研究の専門家は、YAMATOは英語の単語ではなく、日本のカタカナのローマ字表示と発音であり、日本文化を代表する単語であると説明する。

AMD社の担当の経理劉艷麗は本紙記者に対し、彼女自身は会社がこのように命名された商品の販売を行うことを知らないと話した。記者が関係の資料をそろえて彼女に送ったが、現在になっても何の解答もない。

インテル社の北京担当の経理劉維力は、AMDの命名は「不謹慎」であるのではないかとしたが、AMDがこの命名で中国市場に対して挑発している訳ではないのではないかとした。

上海の日本企業向けのコンサルティングサービスをしている責任者によると、企業名、商品名の命名は慎重に行うべきで、YAMATOといったこの種の単語は中国市場で戦争の歴史を連想させるものであると指摘した。

アナリストは、この種の命名戦略の軽視はAMDの企業イメージに影響を与えるだろうとした。

インテル攻撃への手段

64ビット、マルチプロセッサ技術において、AMDはインテルの長年にわたる技術神話を打ち破り、デスクトップ、サーバーの領域でインテルの市場シェアーを浸食している。

しかし、AMDはCPUを販売しているだけで、インテルのようにCPU、チップセット、無線LANカード等を提供しているわけではない。

また、セントリノプラットフォーム誕生後、インテルはさらに一歩そのハード、ソフト資源を全て投入する「プラットフォーム戦略」を進めるとともに、具体的な応用戦略も採っている。このような方法でAMDの追い上げと争いをCPU本体の分野圧縮し、AMDを同一のレベルで争えないようにしている。

YAMATOはAMDインテルプラットフォーム化戦略に対する攻撃の手段であり、AMDが始めてCPUと第三者のチップセット、第三者の無線LANカードをセットにして販売するもので、独立の名称をはじめてつけたプラットフォームであり、インテルのセントリノプラットフォームの概念に近い。

日本語のYAMATOと名づけられた新プラットフォームはAMDの市場戦略でもある。日本市場はインテルの現在の最も強い市場であり、AMDは2006年の日本市場の目標シェアーを従来の11%から20%に設定している。

更新間隔があいてますので、少し古い記事です。ご了承下さい。この記事、10日位前の記事なんですが、半年前の発表内容を報道してますね。

この種の記事はライバル会社(この場合はインテル)とのタイアップで書かれている可能性もあるのですが、記事内容的には特にインテル寄りともいえず、ただ単に半年前の海外の記事を見つけた反日記者が独走しているだけのような気がします。

中国の記者は中共から反日記事を書くように指導されていると考えている日本人も多いと思いますが、こういった記事を見れば、解き放たれた反日記者が自由に反日記事を書いているのが分かると思います。

AMDに関して言えば、中国国内でこのままの名前で販売するのは得策とはいえませんね。世界での名称をYAMATOとして、中国名を別に「CULTUAL REVOLUTION」なんてつけたらいいのかも知れません。何となく速そうなCPUの名前に見えませんか?

おまけ画像 日本に行った中国の高校生
posted by 元祖うぷぷ at 10:50| Comment(19) | TrackBack(0) | 反日記事(産業経済) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月20日

日本の対中政策中の意識形成要素 その2


西側の自由民主理論

日本の対中政策に影響を与える第三の意識要素は、いわゆる西側の自由民主理論である。国内の経済が引き続き低迷し、歴史問題で長期に渡り困惑するなか、日本の政界は米国の尻馬に乗り、西側の自由民主の旗を祭り、民主カード、人権カードで今まさに台頭している中国を攻撃しようとしている。

意識形態の作用と影響

極端な民族主義と神道国家意識は排除することのできない意識形態要素となり、深刻に日本の外交政策、特に対中政策に影響を与えている。日本の政治家が頑なに靖国神社参拝を続けるのが、その一番の具体例である。

1990年以降、日本の政治家の靖国神社参拝の頻度、方法、規模は膨張しており、それらは中韓等の隣国の反対の声が日増しに高まっている状況下で発生していることは注目すべきである。現在の首相の小泉を含む多くの政治家が宗教文化上の理由から靖国神社を参拝し、自己の侵略行為の言い訳をし、参拝を一種の「個人的な信仰」とし、一種の「宗教儀式」とし、無くなった兵士への敬意とし、様々な手を尽くして参拝を合法化している。

上記した三種類の意識形態要素のうち、民族主義が日本が近代以来一貫して訴求したテーマであり、その後神道意識、脱亜入欧等の間違った選択で狭隘な民族主義の袋小路に陥っていったのである。歴史観の歪曲は第2次大戦以降の清算が足りなかったことにより、一定の歴史条件下で残った残骸が表面化したものである。西側の自由民主理論に至っては、日本はカードに使っているだけなのである。

三種の意識形態作用の結果、日本の右翼勢力は日増しに膨張し、反中嫌中情緒が蔓延してきている。日本の学者の統計によると、日本の右翼が国内で組織した活動は1997年に73回であったが、1998年には174回、1999年には249回と増加しており、日本の右翼勢力の活動は日増しに頻繁になってきているといえる。右翼勢力の猛威は日本の政界をますます「右傾化」させ、日本の政界の「右傾」は直接的に対中政策の右翼化、保守化、強硬化を引き起こしている。

三種の意識形態作用の結果は、日本の対中政策決定層に対して「右傾化」をさせているだけではなく、両国国民の相互信頼度の下降を引き起こしている。日本の民間の嫌中、反中情緒の蔓延は、中国の民間の反日民族主義情緒を上昇させ、促進させる作用をもたらしている。これらはさらに、日本政府の対中政策の決定の融通できる空間を狭め、さらに日本の対中政策の右翼化、保守化を促進しているのである。

靖国を「宗教上」の理由により参拝すると「合法」になるそうです。日本分析の基礎知識すら分かっていないですね。

人民網は最近、女子大生と思われる中国としてはソフトな語り口の
中日、仲良くしていこう!
「知日」派を目指して…
自分なりの自分で
なんて文章を掲載していますが、今日の記事のような切れのある分析も載せてもらいたいものです。

もっとも、上記の学生の書いた文章も、
>日本人と話し合う場合、中日関係を避けた方がいい
>日本の若者は歴史がわからない、
>一衣帯水の隣国
>悪いのは軍国主義者であり、日本国民は友好的
>過去の暗い歴史がその背後に存在するから
>日本人と日本政府を分けて考えるべきだと
>グローバル化が進んでいる今、民間交流
といつもどおり基本部分は政府発表と全く同じで、見た目だけ少しソフトにしただけのようです。
posted by 元祖うぷぷ at 10:16| Comment(9) | TrackBack(0) | 反日記事(日本国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月19日

日本の対中政策中の意識形成要素 その1

人民網 2006年05月13日 ソース(中国語)


狭隘な民族主義

日本の対中政策に第一に影響を与える要素は、日増しに台頭する狭隘な民族主義である。この意識形態の主要な内容は極端な大和民族の優秀性の宣伝であり、アジアのその他の民族への蔑視、敵視である。片手では日本の国益追求として、隣国の国民感情をごまかし、侵略の歴史を回避、歪曲、美化し、戦争犯罪に対する責任から逃げ、反対の手では、あべこべに隣国が反日教育を行っているなどと誤りを言う。

狭隘な民族主義の表現の一つは、種族蔑視と極端な排他情緒である。国連人権委員会のドゥドゥ・ディエン特別報告者により、100年にわたり、アイヌ民族と日本の部落民族が「就職、結婚等の方面で不正な待遇を受けている。この種の状況は現在でも何も変わっていない」とし、深く掘り下げた調査後に、日本の民族蔑視が「根強く」存在し、「驚きと不安」を感じるのは、日本政府が実際の行動を全く取らず、国内の対外排他情緒の抑制をしていないことであるとした。彼はまた、東京都の石原慎太郎を例にとり、多くの日本の役人が国内の外国人や少数民族の子孫に対しての敵視の感情を煽っていることを批判した。

二つ目は、極東国際軍事裁判の判決を否定する思想が日増しに台頭し、社会上で一定の支持を得ていることである。1990年代以降、一部の政治家や極右勢力は極東国際軍事裁判が日本の政治大国と「正常な国家」になる理想の「足かせ」になっていると考えてはじめた。それゆえ、極東国際軍事裁判の判決を激しく攻撃し、否定し、裁判の思想が影響を与えた政治、思想、学術、教育、文化等の各領域を否定している。ある学者は「日本の極東国際軍事裁判の判決への観点は戦後の狭隘な民族主義史観の主流を決定し、保守右傾化の政治の流れと繋がった」と指摘している。右翼勢力が編纂した侵略の歴史を美化する新しい教科書は、特に狭隘な民族主義、民族保守主義、天皇主義を表現している。

神道国家の意識

日本の対中政策に影響を与える第二の意識要素は、いわゆる「神道国家意識」である日本は神道教をもって国家の宗教としている。神道教は厳格に言えば一種の宗教でなく、一種の国家支配の意識形態である。神道国家意識は日本の国家意識と文化の移り変わりに伴って確立したものである。ある学者「日露戦争の勝利は、日本文化の超越意識を引き起こし、彼らは"唐化"は駄目で、"欧化"も駄目と考え、軍国主義の旗の下での日本文化の"神道化"が行われ、"神道天下観"的な文化が形勢された」と分析する。

2005年4月5日に日本の文部省が検定した新しい教科書には、多くの日本の神話が描かれ、神武天皇を実在の天皇とし、日本の「神」の背景に、日本人には「優秀な素質」があると宣伝している。同時にアジアのその他の国家の民族を蔑視し、けなし、近代以来、日本だけが欧米の威嚇に勝利したと宣伝している。「新しい歴史教科書」はさらに、第二次大戦後に排除され、失効した大日本国憲法を賛美し、原文のままの「教育勅語」を掲載している。


少し古い記事ですが、ご容赦下さい。前半はそのまま、中国のことですかね。

「国連人権委員会」の「ドゥドゥ・ディエン」氏の調査ですが、ご存知の方が多いと思いますが、日本の左翼系組織が仕掛けた情報戦です。ご存知ない方は上記の委員会と人名で検索してみてください。

部落民族が存在していたり、現在も国家神道であったり、どうも作者の知識、怪しそうです。

事実を分かった上で人民の教育の為に出鱈目を書くならともかく、どうも分からないで書いている印象を受けます。これ、人民網の理論カテゴリの記事なんですよね。最高権威がこんなんでよいのでしょうか?

人民日報は知りませんが、どうも中国の新聞社、若手記者が多いんですね。これからは「事実を知りながら嘘を書く」記者より、「本当に何も知らない」で反日記事を書く記者が増えることでしょう。

明日、後半をアップします。
posted by 元祖うぷぷ at 23:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 反日記事(日本国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月12日

日本籍主管女工への暴力続報: 企業は罪を認めるが 当事者は見当たらず

現代金報 2006年4月30日 ソース(中国語)


本紙の「女工が早退 日本籍主管に殴られ耳の障害」報道は社会に強烈な反応を引き起こした。昨日午後、寧波市公安局石派出所で警察官がこの件の仲裁を行い、2時間近い協議がもたれたが、双方の差は大きく、成立しなかった。

当事者双方が自己の主張を崩さず 仲裁は成立せず

昨日午後2時、記者と朱霞の家族は石派出所の2階の会議室に向かった。日本側の経理阿部淳之介と通訳が先に待っていた。記者が朱霞の家族に付き添っているのを見ると、通訳がこの件の仲裁をする警察官に記者を離席させるように求め、警察官は記者が現場から離れるように「求めた」。

記者が外で2時間程待つと、朱霞の家族が会議室から退出し、失望したように記者に話した。「調停はまだ成功していません」朱霞の夫によると、彼らは日本側に2つの条件を出した。第一は、公開で謝罪すること、第二は各種の損失と後遺症の医療費7万元を支払うこと。第一条件に関して会社は、岡部が既に彼らに謝罪をしており、現在岡部経理は不在であり、この要求にこたえることができないとし、拒絶した。経済賠償に関しては、会社は賠償2.5万元に同意をしたが、双方の条件の差は大きく、最終的な成立には至らなかった。

朱霞の家族によると、この件の朱霞に対する影響は非常に大きく、現在彼女は人を見るとおびえ、この会社に戻ることはできず、怪我も治るかわからず、後遺症もどうなるか分からず、現在全てが未知数であり、日系企業がどのように言おうが、彼らは答えることができないとする。

岡部は以前にも女工に暴力 警察が仲裁

昨日、自称この日系企業で働いていた男から記者に電話があり、この女工を殴った日本側の主管岡部は、以前にも女工を殴ったことがあり、直接的な怪我がなかった為、訴えなかったとした。しかし、それ以外にも警察が処理したものがあると言う。岡部は去年の秋にも清掃婦を殴ったとした。彼が清掃婦に仕事を頼んだが、清掃婦が高齢であり行動が遅かったようで、岡部は彼女を殴り倒した。その後、派出所で処理が行われ、岡部は女工に400元を支払い、同時に警察から処罰された。

昨日午後、記者が再度寧波唯益路服飾整理有限公司を取材に行くと、この会社の多くの従業員は記者に対しその件が在ったことを証言した。そして、その清掃婦はまだ会社にいることが分かった。この会社のある運転手によると、派出所が岡部に対して清掃婦に400元支払う仲裁した後、岡部は清掃婦にさらに200元支払い、この件は解決したと言う。記者は2階に居るこの清掃婦に取材を試みたが、自称生産主管と名乗る女性に外で止められた。

この件に関して記者が石派出所の張と名乗る警官に取材をすると、彼はこの件が事実であるとしたが、詳細を話そうとはしなかった。これに対し、副総経理の阿部淳之介は通訳を通して記者に対し「それらは全て過去のことで、現在の問題とは関係がない。話す意味がない」とした。

多くの工員が契約をせず 告発があるが未解決

このほかに、本紙に複数の女工からの告発があった。この日系企業の260名の従業員のうち、10数名の事務担当と数人の班長が会社と労働契約を結び、社会保険が完備されているが、その他の工員には契約がなく、経営者はこんなに多い工員に支払う社会保険の資金はないと言うとした。工員が労働部門に告発したが、一途に解決されていない。記者は昨日多くの工員の調査をしたが、彼らは皆労働契約を結んでいないと話した。ある工員は記者に対し、彼が来てから1年になるが、会社と工員が契約をしたとの話は聞いたことがないと話した。

これに対してこの会社の人事部の責任者は、彼らの会社の多くの工員は外地から来た者で、多くの者が労働契約と各種保険の支払いを望まないとし、現在どれだけの工員が労働契約を望むのかの調査を行っており、彼らが望むなら契約をするとした。

会社は暴力が間違いと認め 仲裁受け入れを表明

被害者の朱霞の家族は記者に対し、彼らは一途に岡部本人を探し出し、彼らの目の前で謝罪させることを望んでいるが、会社は岡部が見つからないと回答していると話した。

昨日午後、記者が再度阿部副総経理に岡部の居場所を尋ねたところ、通訳を通して記者に対し、「岡部は異動した。何処に異動したかはわからない」とし、「岡部が暴力を使ったのは誤りであるが、理由がある。まず2名の工員が会社の労働規則の違反をしており、岡部が注意をしたが、言葉の違いで通じず、双方に意図疎通がうまくできていなかった。岡部は自己の気持ちを抑えられず、2名の女工の頭部を叩いた。結果がこうなるとは思わなかった」とした。この件に関し、会社は関係部門の最終処理結果を受け入れることを表明した。

暴力事件が関心を呼び 多くの読者が憤慨を表明

昨日、多くの読者が次々に電話等を使って自己の意見を伝えてきた。多くのネットユーザーが日本籍の主管岡部の行動に対して憤慨を表明し、日本籍主管が暴力事件の責任を取るべきとした。工員が規定を違反したことによるものであるが、会社の関係規則で処罰すればいいことであり、暴力を振るうのは違法行為である。誰が法律に違反しようとも、法律の制裁を受けなくてはならない。(記者辺城雨)

最後に記者の目的が書いてありますね。大手ポータルに掲載され、付属の掲示板では7千近いコメントが寄せられてるので、大成功でしょう。

今日の部分の会社の対応はまずまずでしょうかね。

岡部本人を隠していますね。日本では一度記者会見にでも出して頭を下げて誠意を見せるべきでしょうが、こちらでそんなことをしたら騒ぎを大きくするだけでしょう。頭を下げたところで許してもらえませんし。

朱霞の家族の将来にわたる保障に対しても、一回の保障のみと切り捨てています。かつての事件に関しても切り捨ててますね。日本人の感覚から言えば多少傲慢のような気がしますが、これでいいでしょう。さもなくば泥沼にはまります。中共がよく使う「解決済み」と同じですね。

労働契約の問題に関してですが、多くの工員に社会保険を付与したりする企業は多くないはずです。もともと中国の社会保険費用は高いですからね。そんなことをしたら中国進出する意味がなくなります。労働部門の企業に対する指導が弱いのはそんな現実もあると思います。

しかしこの主管、以前にも問題を起こしているようですね。この会社もこのような人材はすぐに帰国させるべきでしょう。外国に居る以上、国を代表して来ていることを忘れてはいけません。それとともに、社員に頼りすぎるのではなく、会社としてのルールを強化すべきでしょう。

今回は暴力事件ですが、この企業が服飾関係の企業であることも今回の報道に影響を与えているでしょう。中国としてはもういらないんですよね、服飾関係企業。中国のトヨタの工場内でトラブルが発生しても報道はしないでしょう。
posted by 元祖うぷぷ at 23:47| Comment(3) | TrackBack(0) | 反日記事(社会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月11日

女工が早退 日本籍主管に殴られ耳の障害 取材も制限 その2


数回の仲裁 -もう一人の女工は4500元の賠償を得る

もう一人の女工曹娥の状況はどのようであったのか? 曹娥は江西の出身で、事件が発生後直ぐにこの日系企業から去った。記者の捜索により、ついにある会社で曹娥を探し当てた。曹娥は記者に当時の経過を話した。あと数分で終業時間であったため、多くの同僚が作業服を脱ぎ始め、彼女も帽子をとった。まさか岡部から殴られるとは思わなかった。岡部は彼女の頭部を殴り、彼女は当初非常な痛さを感じた。日本の主管は先に朱霞を殴り、その後彼女を殴った。その一発は非常に大きな音がした。

朱霞の入院後、担当の派出所はこの件の処理を開始した。数回の仲裁により、彼女と会社の仲裁が成立し、会社は彼女に3ヶ月分の給料に当たる4500元を支払った。彼女にこの会社を去った理由を聞くと、まずこの件が騒がしく会社に居られなくなったからであり、さらに、この会社に居れば面子が立たないからとした。

曹娥と朱霞は記者に対し、彼女達が工場で働きはじめてから、会社と労働契約は結んだことがないことを話した。

記者の調査 企業はこの件を認める

昨日午後2時30分頃、記者は寧波唯益路服飾整理有限公司に着いた。記者を迎えたのはこの会社の事務部門の王さん(兼通訳)と、日本籍の副総経理阿部淳之介である。阿部副総経理は通訳を通し記者に対し、この件を認め、現在派出所で処理をしているとし、当時殴られたのは2名で、1名は女工の曹で、既に賠償協議が成立し、会社は彼女に4500元を支払ったと説明した。

王は岡部は既に寧波から配置転換されたとし、何処に行ったのかはよく分からないとした。現在彼女がこの件に関して責任を持って処理をしており、彼女は現在この件に関し、岡部経理が2名の女工が終業時間前に帽子をとっていたところを見つけ、会社の管理制度に違反することから、彼女達と矛盾が生じたと理解しているとした。記者が曹娥に支払った金を岡部本人が出したのか、それとも会社が出したのかを尋ねたが、王は答えなかった。2名の女工が会社と労働契約を結んでいないことに関して、王は否定した。

記者が拘束される 十数分後やっと離れる

記者が取材が終わり帰ろうとすると、日本側の経理が記者のICレコーダーを見つけ、通訳を通して記者に録音を削除するように求めた。理由として彼らの同意を取っていないことを挙げた。記者が彼らの要求を拒否すると、彼らは警察に通報し、記者に対して警察がつくまで帰らないように要求した。日本側の経理は退室し、また別の男が部屋に来て、会社の主管であると名乗り、誰がこの件を新聞社に知らせたのかを聞く必要があるとし、記者に取材記録を見せるように要求した。10数分待ち、警察が来ないことから、彼らはやっと記者を解放した。

昨日記者はこの件を担当している石碶派出所を取材し、朱霞が殴られた件は現在処理中で、朱霞は現在法医による鑑定が行われており、鑑定が終わり次第、次の処理を決定するとした。警察はもう1名の女工曹娥が殴られた件は既に仲裁が成立し、会社が4500元を支払ったことを確認しているとした。

昨日の続きです。どうも会社の処理がいけませんね。

そもそも、ICレコーダーで録音しようがしまいが、中国の記者は取材内容と全く関係なく創造して記事を書きますから、この副総経理の要求は無意味です。この場はこの件の責任者となっていると言いながら、岡部経理の居場所すら知らない等ととぼける素敵な中国人通訳王さんに対応を任せるべきでしょう。

日本人が絡んだ事件は少ないものの、中国ではこの手の工場内での弱者に対する暴力事件は頻発しています。内陸部のように仕事が見つからない地区では雇用者による女工への暴力や性的な暴力もよくあると聞きます。

ただ、実はどうも一番イメージが悪いのは韓国系の工場なのですね。大手でも暴力が頻発し、ミスをした場合などは女工達に土下座をさせて謝らせる等の話をよく聞きます。

ちなみににこの会社は上海唯益路服飾整理有限公司(リンク中国語)と言う会社の関連会社のようです。親会社の株式会社ウイルは大阪にあり、製品を日本以外に韓国等にも輸出しているようです。この岡部経理のフルネームは岡部光汪です。少し変わった名前ですね。

蛇足ですが、当ブログでは反日記事でないので取り上げませんが、韓国の多くの歴史書で古代中国の領土を新羅としている(中国語 分かりやすい図入り)という記事が載っていました。盛り上がりそうですね。

明日、続報記事をUPします。
posted by 元祖うぷぷ at 23:41| Comment(3) | TrackBack(2) | 反日記事(社会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月10日

女工が早退 日本籍主管に殴られ耳の障害 取材も制限 その1

現代金報 2006年04月29日 ソース(中国語 写真有)


女工が終業時間前の脱帽で日本籍主管から殴られる

一人は耳に障害で治療中 もう一人は数回の仲裁で4500元の賠償を得る

2名の日系企業で働く女工が終業時間前に作業帽をとり食事に行き、会社の管理規定違反で日本籍の主管から頭部を殴られた。一人の女工は怪我が無く、仲裁を経て4500元の賠償を得た。もう一人の女工は耳を殴られ、右耳が中度の感音神経性の聴力障害となり、警察が現在処理中である。記者の昨日の取材では、会議室に10分間以上閉じ込められた。

事件経過 女工が作業帽をとり殴られる

昨日午後1時20分、寧波市州区の石碶派出所で、記者は本紙に投稿してきた甘肅省天水出身の女工朱霞(27歳 仮名)を取材した。彼女は現在家族の付き添いの元、この派出所で事件の処理をしている。彼女は顔色が悪く、彼女と話をするときには大声で話す必要がある。耳の治療は受けているが、完全には直っておらず、時々よく聞こえないと訴える。

朱霞によると、彼女は2年前に石碶工業区の日系企業である寧波唯益路服飾整理有限公司で働き始め、毎月の賃金は1000元程である。事件が発生したのは2006年3月17日の正午で、規定により現場では作業服と作業帽を身に付ける必要があり、終業時間まで作業服を脱ぐことはできなのだが、あと数分で終業時間であった為、彼女ともう一人の女工曹娥が作業帽をとり食事に行こうとしたとき、見回りをしていた日本籍の主管岡部経理に見つかり、理由の説明もなくいきなり殴られたという。

朱霞は、日本籍の主管は背が高く、彼女を殴ると日本語で何かを言ったとする。彼女が殴られたのは左頬で、殴られると直ぐに火のような痛さを感じ、さらに酷いのは耳がキーンと鳴り始めたことで、何も聞こえないようであった。岡部が彼女を殴ると、終業時間のベルが鳴りほかの従業員も終業となった。朱霞は一部始終を多くの人に見られ、屈辱を感じ、穴があったら入りたい気持ちであったとする。

病院の診察結果 一人の耳に障害

朱霞によると、彼女の殴られた後症状はどんどん悪化し、聴力が落ちただけでなく、頭痛にもなり始め、彼女ともう一人が話し合い、警察に通報したとする。石碶警察の警官が現場に着き、状況を把握し、彼女達を先に病院に送った。彼女達2名はお金を持っていなかった為、岡部に対し彼女達と付き添い病院に向かうように求めた。岡部と通訳は彼女達を病院に送り、病院の入り口で岡部は通訳を通して2名の女工に対し自己の行為を謝罪し、医療費を会社が負担することを了承した。

曹娥は検査の結果異常は見つからなかったが、朱霞は検査により、外傷による中度の感音性神経聴力障害があり、聴力が下がり、うまく聞こえず、耳鳴りがし、治療を行わない場合、聴力を永久に失うことになる為、医師が入院を勧めた。朱霞は入院し、半月で聴力が少しずつ回復してきた。

昨日午後、寧波二院の朱霞の主治医である張医師は、朱霞の病状は外傷から引き起こされたもので、当時の状況を見るに、かなり強く殴られ、病院に送られてきたときの彼女の聴力は「眼震の疑い」があったとした。現在は治療を通し、左耳の回復が比較的良好であるものの、右耳の回復は多少遅れているとする。なぜ左耳を殴られて右耳の聴力が回復しないのか? 張医師によると両耳は繋がっており、殴られたことで両方が負傷したという。この種の怪我に後遺症があるかどうかは観察が必要であり、怪我人は取り合えず多くの話をすべきでなく、怒るべでない。これらの行動は回復に対して不利である。朱霞の怪我は法医の評定が必要であり、朱霞の法医検査を行う寧波第三人民医院の耳鼻科の医師も上記の診断結果を間違いないとした。

関連記事が2記事だけの簡単な暴力事件ですが、ポータルサイト捜狐では特集ページ(中国語 写真有)が組まれるなど、徹底的に煽ってます。歴史よりも、領土よりも、一番受けがいいですからね。日本人男の中国人女への暴力。

で、この記事の信憑性ですが、誇張があるにせよ、ある程度は本当ではないかとの印象を受けます。関連記事で会社も認めているようですし、容疑者が直ぐに謝罪するなど、日本人的な行動です。

「暴力」がいけないのは当然ですが、対中進出企業は中国人に「強制」ととられるような行動をとるべきではないのは、対中進出の基礎です。両方とも暴力から戦争、強制から慰安婦とつながり、大ダメージを受けるからです。

とりあえず、記事内容が本当だと仮定してこの企業にアドバイスをするなら、まず中国の常識を理解するべきでしょう。工場内で自社商品の窃盗は当然なわけで、多少の規則違反まで取り締まっていてはとてもやっていけません。そして、中国人管理者をうまく使うべきです。トラブルになった場合、日本人vs中国人という構図を作らなくてすみます。

明日、後半をUPします。
posted by 元祖うぷぷ at 23:40| Comment(5) | TrackBack(0) | 反日記事(社会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月09日

中国奥地で変わった石を拾ってきました


中国奥地で変わった石を拾ってきました。
小柄なその石は決して美しくはないものの、
何か親近感を覚える色と形をしていました。
それから2年、毎日必至に磨きました。
元々道端の石ですし、磨く私の腕の問題もあり
とてもダイヤにはなりそうもありません。
とりあえず、角が取れてガラス玉になったので
持ち帰ることにしました。

私、元祖うぷぷ(日本人男)は4月末に結婚しました。

相手は中国人です。
相手が中国人であることに、皆さん驚かれたでしょうか。
一番驚いたのは数年前の私自身かも知れません。
相手の肌の色が何色でもかまわなかったのですが、
中韓人だけは勘弁と思ってましたから。
反日ですし、中華思想もありますし。

最も、思想は変えられます。相当根気が要りますが。
私達は2年かかりました。何回も泣かせました。
もう日本でやっていけると考え、決心しました。

日本語はあまりうまくありませんが、多くの日本人に
「日本人ぽいねぇ」と言われるようになりました。
日本語が上手な在日中国人の皆さん、
「日本人ぽいねぇ」この一言の意味が分かりますでしょうか?
自分が日本人からこの一言を言われたことがないなら、
きっと余り周囲に溶け込めていないでしょう。
評価されていないでしょう。
先日、中国人妻が幼児を殺すという残虐な事件が発生しました。
右翼が事件を誇張し中国人を醜化
私はこのとき、以下のように書いています。
>中国人のレベルをこれ以上落とさない為に、自分が今何をすべ
>きかを考えてもらいたいと思います
「日本人ぽいねぇ」と言われる中国人は、この答えが出せる人
との意味を含んでいると私は思います。

4月は仕事のピークとともに、上記の準備等が重なり、
殆ど更新できませんでした。申し訳ありませんでした。
そして更新が無くても訪問いただいた皆様、コメント頂いた皆様
ありがとうございました。
明日から5月末まで、週1記事以上は訳出していきたいと考えて
おります。

最後に、尋ねられそうですので、予め答えておきます。
ワキ毛は夏はそってますが、冬は私がそらせません。

posted by 元祖うぷぷ at 20:47| Comment(94) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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