2005年12月10日

日本右翼の反中HP観察:掲示板で隣国を蔑視 その2


掲示板で隣国を蔑視

掲示板では「2ちゃんねる」が最も突出している。日本最大の掲示板であり、西村博之によって1999年5月30日に開始された。西村は1976年11月16日生まれで、米国留学中にこの掲示板を開始し、ボランティアにより運営を維持している。

2ちゃんねるは2004年の時点で熱心な発言者と閲覧者だけでも700万アクセスにもなる。日本広告主協会Web広告研究会の最近の調査によると、2005年9月の使用者は急激に増加し、990万人にもなる。急激に増加する携帯電話でのアクセスを加えれば、合計は更に多くなる。

2ちゃんねるの政治掲示板には、いたるところで隣国を蔑視する空気が見られる。中国、韓国、朝鮮は「極東三バカ国家」とされ、反日国家、「特定アジア」とされる。この掲示板の特徴は、発言者が基本的にハンドル名を使わないことで、このネットという仮想の空間上で責任を負わずに口からでまかせを言える一面が存在している。また責任を負わないことは、率直に胸のうちを述べることができることを示している。「シナ人は地球上のゴミ」「原爆を使って中国を消滅させろ」 というのは、まさしく一種の反中の心理の吐露なのである。もし、他のネットユーザーがこれらとは違う発言をすれば、即座に袋叩きにあうことになる。

2ちゃんねるはまだ台湾板を設置していないが、台湾のネットユーザーに対しては非常に友好的で、ごく一部の者が台湾を罵しる書き込みをすれば、日本のネットユーザーの攻撃を受け、在日朝鮮人か中国の「ネット工作員」と認定される。

2チャンネルは公明党、社会党、民主党と報道が比較的客観的な「朝日新聞」等のメディアに対して定期的に攻撃を行っている。たびたび中国、朝鮮、韓国を批判する石原慎太郎、安部晋三、西村慎悟等に対しては喝采の声を挙げる。しかし、例えば安部晋三が日韓の中高生の友情を描いた映画を賞賛した時などでみられるように、彼らも多少でも柔軟な姿勢をとれば、即座に「売国奴」として叩かれる。政治板で書き込みをするユーザーの多くは、「保守派の政治家は、どのような状況においても一貫して中国と朝鮮半島を敵視し、絶対に妥協する部分を作ってはいけない」とわめきたてている。

その他にも、この掲示板は中国のHPに抗議し、攻撃する組織を持っており、一部の反中HPもしばしば2ちゃんねるにリンクを張っている。

現在、ネット上の全ての掲示板とチャットの利用者の半数は2ちゃんねるに登録している。この掲示板は多くの板がある為、2チャンネルを利用しているネットユーザーの全てが反中というわけではもちろんない。2ちゃんねるの罵りの言葉遣いや、罵る対象が中国だけでないことから、現実社会での印象は悪く、自己が2ちゃんねるのユーザーであると公に認める者は多くない。

2ちゃんねるで、新ナチスと民族浄化を掲げるユーザーは多く、障害者や、差別を受ける部落民や、在日朝鮮人を消滅させろと指摘する。 この掲示板の利用者の多くは15〜30才で、青年への影響は過小評価できない。

2ちゃんねるのユーザーの政治思想は近年の若者の右傾化の傾向を反映している。2001年5月、週刊誌「タイム」アジア版が「日本は第二次世界大戦に関して謝罪すべきか」とのネット投票を行った際、「すべき」との回答が急激に増加したが、2チャンネルのユーザーが「すべきでない」に集中して回答をした結果、最終的に「すべき」が19%、「すべきでない」が80%となったことがある。

日本の社会は急激に保守化

ネット上の反中言論は、近年の日本人の中国に対して抱く好感が下降していることの表現でもある。1990年以降、中国威嚇論が日本ではもてはやされた。慶応大学教授の国分良成は、中日両国民は心理上では冷戦状態であると指摘する。これは力関係が変った結果であり、中国が台頭し、日本が衰退することに対しての心理的な反応なのである。

現在、日本国内ので戦争を体験した世代は既に少なく、若い世代が主流となっている。「全ては日中友好の為」といった状況は既に存在していない。

他の要素は、自民党に大きな変化が生じていることである。世代交代が進み、田中-竹下-橋本派の時代の後、派閥政治は既に存在せず、派閥は既に外交のコントロールができず、小泉首相は世論を重視し始めた。小泉は首相就任後、靖国神社問題で頻繁に中国等を挑発し、この問題を国際的な道義の問題から中国に屈服するかの問題に変えることに成功した。自己の支持率をアップさせると同時に、社会の保守化の促進を促し、国内の反中感情を増幅させた。これらにより、反中の色彩を帯びたHPが大量に出現し、急速に広がったことは当然といえる。

実際上、ネットユーザーは反中HP上でさまざまな形で強烈な隣国に対する優越感、蔑視を表現する。それらは日本社会の温和なベールの下から屈折して吐き出される。民族主義が一部分の日本人の心の中に根深く残る現実がここにある。国連事務総長のアナンは最近開かれた第60回国連総会に世界から種族主義を取り除く報告を提出した。そのある章は、国連人権委員会で現在の民族主義、差別、排他主義等の問題の特別委員のドゥドゥ・ディエンが記したものである。

報告では、日本国内では人種差別の歴史と文化の根源に対する認識が欠如しており、これは以下の3つが具体的に示しているとする。第一点は、日本はいくつかの時代、特に日本と朝鮮、韓国、中国等の隣国の歴史関係問題の際に、繰り返し問題が生じること。第二点は、一部の政治家、例えば東京都の石原慎太郎が、繰り返し排他主義的な言論を行うこと。第三点は日本が民族主義や差別、排他主義に対する全国的な法規が欠けていることであるとする。

報告は、民族主義、差別、排他現象を撲滅する為、日本当局は政治経済の両面で、日本の社会と人文構成を改革し、国際協調の基礎の上に多元文化社会を構築すべきと結んでいる。(記者 藍建中)


昨日あたりから、メール攻撃を受けているんですが、タイトルが中国語だったり、必ず添付ファイルがついていたりで、直ぐにばれるんですよね。これじゃそのままゴミ箱行き。やるならもう少し真面目にやればいいのに。とりあえず、他の方にも攻撃が及ぶといけないので中国政治とはあまり関係のないリンク等は削除しました。

さて内容ですが、2ちゃんねるの紹介部分は訳しながら笑ってしまいました。「遠東三混蛋国家」中国語がわからなくても訳せそうです。「原爆を使って中国を消滅させろ」とか、新ナチス云々、障害者への攻撃等は2ちゃんねるというよりは「遠東三混蛋国家」の掲示板に出てきそうですけど。

この記事自体は以前に比べれば格段によくなっているような気がします。戦争世代が既に少なくなっていることや、自民党内でのパワーシフト、小泉首相の世論戦略、靖国カード等、現在日本で起きていることをきちんと伝えてますね。

但し、その原因分析が、慶応の教授の発言を引用して、中国が台頭し、日本が衰退しているからというのはやはり中国メディアの限界を感じます。「インドの台頭」に対して批判する日本人は殆どいないわけで、「中国の台頭」が日本のネットの反中の原因でないのは明らかですね。

最後の国連人権委員会の件ですが、これはだいぶ前に話題になった件ですのでご存知の方も多いと思います。アジアの真実さんのこちらの記事がまとまっています。中国や北朝鮮主導の胡散臭さ爆発の委員会ですが、この日本を非難する決議は賛成97票、反対4票、棄権63票で日本は完敗しているんですね。(ちなみに反対は日米と太平洋の諸島であるミクロネシア、マーシャル諸島) 同じ時期に行われた北朝鮮に対する人権非難決議は、賛成84票、反対(北朝鮮、中国、ロシア等)22票、棄権62票と比べれば、少なくとも日本はアジアにおいて北朝鮮よりも人権が踏みにじられている国である印象になりますね。この件は中国国内では繰り返し報道されています。中国の情報戦の強さと日本のとてつもない弱さを実証するような例でしょう。
posted by 元祖うぷぷ at 17:59| Comment(127) | TrackBack(6) | 反日記事(社会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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