南京において、金の百合の行動を始めに執行したのは日本の憲兵隊であった。憲兵、特に行動小部隊はも、中国政府の財産を握りつぶし、銀行の金庫を爆破し、裕福な家の金、宝石、美術品、現金を略奪した。本は、「この時代、秘密憲兵は少なくとも6000トンの金を集めた。この問題に対して歴史の研究が示しているのは、正式に報道された略奪数量は実際の数量のほんの一部分であることである。その他もの、多くの中国人が集めていた金塊、プラチナ、ダイヤ、ルビー、サファイヤ、美術品、骨董品も略奪にあっている。これらはすべて個人の家と、農村の墓から奪われた。日本人このように徹底的であり、死体の金歯すら奪ったのである」
奪われた後の中国の財宝は上海から直接日本に送られたか、おそらく汽車で「満州」に送られた。稀に金その他の装飾品は裁断され溶かされ、同じ大きさの金塊に鋳造されてから日本に送られた。この時期、数名の皇族メンバーがその執行任務を監督した。その中には天皇の兄弟である、朝香宮、秩父宮、三笠宮と竹田宮等の数名が含まれている。
南京が廃墟となっても、中国の貴重な書籍、文献などは極秘に保護された。その後日本の皇家図書館に最も貴重なものを優先して納入する為、1000名以上の日本の専門家が南京に送られた。天皇は自身で最も貴重な物の目録を作成した。選択され物はみな番号が振られ、包装され、防水の箱に入れられた。2300人あまりの中国人労働者が包装作業を行い、400名の日本兵が監督し、300両以上のトラックが上海に運び、船積みされた。
これらの書籍の一部は東京に設立された、東亜研究所、東方文化研究所、東亜経済研究所、東亜地方病研究所、大東亜図書館などで利用された。戦後米国の調査により、日本は少なくとも17の地方にこれら戦争中に略奪した書籍があり、その中には日本の皇居、宮殿、靖国神社、東京科学博物館、東京美術学院、早稲田大学、東京帝国大学、慶応大学が含まれる。米国の占領当局の結論は、日本は300万冊の中国各地の図書館から略奪した貴重な絵画、書籍、手記等があるというものである。今日の学者達は日本の図書館がアジアで最もすばらしいと言う。それは、日本が中国に返したものは略奪したものの一部、約16万冊であり、6%足らずだからである。
日本の軍部はまた、闇社会のボス児玉誉義夫(訳者注 児玉誉士夫)を中国に送り、中国の闇社会で不正義に財産を略奪した。児玉は上海と南京の間の無防備な農村で、村を鎮圧すると、その地方の紳士を集めて財産を天皇に「献上」するように強制している。戦争初期、児玉は日本に戻る飛行機にあまりに多くのプラチナを乗せすぎた為、離陸前に重さで壊れたこともある。その後児玉は大きく良質のルビー、サファイヤ、ダイヤのみ集めた。これらは日本に運ぶときには便利であったのである。
この他にも、一部の日本の実力者も同様な事をしているのである。その中には住友会社の総裁も含まれる。
本紙北京10月26日電
昨日の「金の百合」作戦の具体的な説明ですが、天皇陛下以外にも朝香宮、秩父宮、三笠宮、竹田宮等の宮家が登場し、彼らが「ヤクザ」を使って略奪したような内容になってますね。
日本語訳がまず出版されないでしょうから、日本国内で話題になることもないから問題がないのかも知れません。ただの小説(=フィクション)であるから問題がないとも言えるかも知れません。ただ、大げさかも知れませんが、日本の天皇の実像に対する英語の資料は少なく、この手のトンデモ本で天皇の英語(=世界)の評価が決まってしまう可能性もあります。日本に来たこともない学者のトンデモ本である「菊と刀」が日本人論の代表として描かれるのと同じです。杞憂にしたいものですが。
中国の戦争に対しての対日批判は「A級戦犯等の一部の軍国主義者」であり、それが祭られる「靖国神社」が基本ラインです。決して本来の戦争の責任者である日本国民でも、天皇でもないわけです。今回共産党の代表的な機関紙である中国青年報が間接的に外国の書籍の紹介という形で、「天皇」を批判していることは、正直対日戦略としてどうかと思います。天皇を軽く見すぎているのではないかと。
毎年皇居に向かう日本人は少数でしょう。天皇崇拝者は現代の日本では多くないと思います。しかし、政治にあまり関心のない中高年の女性でも、天皇家の話には大きな興味があるのではないでしょうか。天皇家に子供が生まれた云々の話になれば、マスコミが煽らなくとも多くの人が注目します。崇拝していなくとも、国の代表として、かなり多くの人が知らずに好意を寄せている対象ではないかと思うのです。
靖国神社に関しての中国の対日批判に対しては国内世論もまだ半々に割れている状態です。A級戦犯が大悪人と思っている国民もまだ多いでしょう。しかし、中国が天皇を批判すれば日本の世論がその程度ではすまないのではないかと思うのです。
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