五、責任感がなく、伝統の孝行の心が喪失
ネットゲームの再現性は、子供たちにほかのことも再現することができると思わせる。このことは多くの子供の責任感、父母に対しての貢献をなくしている。この問題は論争すべきものではない。祖先から伝わる家のおきてにあるように、男子は大人になってから、父母に対して貢献するべきものなのである。男子として生まれて持った責任であり、この責任は家族や国家が危険に面したときに必ず立ち上がり、国家を守ることと同様であり、その他の価値観が入る余地はない。父母は君を育てた、君には義務がある。これは数千年の先祖から伝わったおきてである。
私は男子を育てて老後に備える時代は過ぎたと思うが、これは男子として老人に対しての貢献を放棄することを示してはいない。我々の隣国の日本、韓国は、我々の国家の男子を育てて老後に備える伝統を引き継いでいる。彼らの社会福祉体制は非常によいが、しかし彼らも今だに長男が必ず父母の世話をする伝統を保持しているのである。我々はネット上でいつも日本は獣だ、韓国は良くないとののしっているが、獣でも老人を敬い、父母を敬愛しているのである。なぜ偉大な中華、礼儀の国を自称し、孝行の道を持って天下を治める我々中華の男子に今日それができないのか?忘れてはいけない、我々中国が創造した孝行で父母の世話をする道は、我々学生が継承すべきものなのである。自己の父母を愛せない者が、どうして自己の祖国を愛せようか?!
みな、父母はたった一組である。どんなに大きな貢献をしようとも、もし父母を幸福にできなければ、君は男失格だ。君がネットで「CS」を打ち、激高して愛国言論を発表している時、君の父母は一晩中ネットに夢中になっている君の体の心配をしているのである。君がネットカフェに一晩中はまっているとき、君の父母は早く帰ってくるように願っているのである。君の仕事がうまくいかなければ、君の父母は君を養うだけでなく、君の今後の前途を心配しているのである。君が一歩前進する時、君の父母が背中で押しているのである。君がうまくいかないとき、誰が君と苦しみを分け合うと言うのか?
君は父母に対し、決して男子をもうけたことで傷ついたり、後悔させたりしてはいけない。彼らが君を生んだとき、かれらはどんなに希望に満ちていたか、どんなに満足だったか。決して彼らに昨日の希望と喜びを今日の悲しみにしてはいけない。
お約束の中華思想が爆発しましたね。
さて、いつも中国の若者をけなしてばかりなので、たまには誉めたいと思います。若者たちの老人や両親に対しての態度はなかなか立派だと思います。パス等では必ず老人に席を譲りますし、孫が体の自由が利かない祖母を助けて外出している姿などを良く見ます。若者の結婚の条件として、自分の両親との関係が一番大切だと答える人も多く、この辺は「礼儀の国」の一面を覗かせます。(誉めすぎ?)
ただし、日本と違うのではないかと思われるのは、世話をされるその両親、祖父母たちの気持ちなんですね。本文中に男子を育てて老後に備えるとの記述がありますが、これをわかりやすく説明すると、子供、特に他人の家に嫁がない男の子を育て、「自分の」老後に備えるとの意味合いなんですね。あくまでも「自分の為」なわけです。中国の都市部では祖父母、両親が子供に非常に甘く、「小皇帝」と呼ばれるわがままな子供が多いのですが、なぜ甘いのかと中国人に聞くと自分の子供に嫌われたくないから(つまり、自分の老後の為)と答えます。日本だと老後は子供に「迷惑をかけたくない」が主流の意見だと思うんですがね。
明日、最後の部分をアップします。
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