スペインの「蜂起報(訳者注 書名確認できず)」の近日発行される文章では、中国と米国、結局どちらが威嚇であるかの問題を提起した。この「誰がより威嚇か、中国か米国か」と題された文章の概要は、以下のようである。
2005年6月5日、シンガポールの第一回安全会議において、米国国防長官のラムズフェルドは「中国の軍事の増大は地区の均衡の威嚇となっている。」 としたが、米国の2005年の軍事予算は4200億ドルであり、これはアフガニスタンやイラク、米国国内治安の費用等は含まない。奇妙なのは、彼はなんと同年の軍事費が政府に公布された数値で僅か250億ドルの中国を批判したことである。
中国の軍事費は日本より多少多い程度である。しかし、中国は13億の人口であり、日本は僅かに1.27億にすぎない。すなわち中国の一人あたりの軍事費は日本より遥かに少ないのである。また、憲法の規定で、米国の同盟国である日本は攻撃性の軍事力を持つことができない。
米国のランド研究所は、中国の軍事費は米国の媒体が報道している水準に達しないとする。これらのことから、中国が地区の軍事均衡を「破壊」するには相当の距離があるといえる。新華社本報特別投稿
短いですね。
スペインの「蜂起報」のソース名が分かりませんでした。名前から推測すると共産系のような気もします。
日本を含め世界の媒体に広く強固なネットワークをもつ中国ですから、それらの記者が書いた記事かもしれませんし、「概要」を紹介してますから、都合よく切り取っているのかもしれません。
記事の内容で日本は僅かに1.27億等と表現し、日本の憲法に詳しいことから、中国系の記者のような気もします。大体、日本を「小」と表現する国は何ヶ国もありませんし。
この記事の軍事費人口比例論理で行くと、中国は日本の10倍の軍事費を使用できることになりますね。
蛇足ですが、知り合いのスペイン人に日本イメージを聞くと「トヨタ・ソニー・寿司」だそうで、一般的にはアジアには興味がなく、中国の大虐殺等も殆ど知らないようです。更に蛇足で、各国の知り合いの日本イメージは、ベトナム「桜」(学校で教わるらしい)、米国「サムライ・コンパック」(注コンパックは米国のPCメーカー)、エチオピア「ランドクルーザー」だそうです。車名がそのまま国のイメージというのも凄いですが。
南京大虐殺の難民救った米国人の資料、家族が公開(人民網日本語版)
論評 米国防総省の「中国の軍事力に関する報告書」(人民網日本語版)
「歴史を鑑とし、未来に向かう」 投稿募集のお知らせ(人民網日本語版)
人民元為替制度の改革(1) なぜ改革するのか(人民網日本語版)
中国、人民元切り上げ 通貨バスケット制も採用 (産経)
迎撃手続き簡素化 ミサイル防衛の枠組み整備 改正自衛隊法が成立 (産経)
反日デモよそに…上海で日本企業の駐在員増加(日経)
中国事業「拡充続ける」・人民元切り上げで経営者調査 (日経)
社説 中国人民元 さらなる対ドル切り上げが必要(読売)
人民元切り上げ初日…中国が介入、変動幅抑え込む(読売)
特集WORLD:6カ国協議再開・深層リポート 北朝鮮「日本外し」の思惑(毎日)
日系工場操業率が低下 上海など電力不足響く 7月の業況(FujiSankei Bussiness i.)
深層「7・21の決断」 人民元切り上げ ルビコン川ついに渡る(FujiSankei Business i.)